税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです。起業・経営の無料相談実施中

コラム

ペットサロンを自己資金ゼロで開業できるか、制度の数字から逆算して考える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

自己資金ゼロでペットサロンを開業したい人が、申し込む前に見ておく制度の数字

トリマーとして働いてきて、そろそろ自分の店を持ちたい。けれど手元にまとまったお金が無い。この状態で創業融資に申し込んでよいものか、迷ったまま止まっている方は多いはずです。

迷いの中身をほどくと、たいてい二つに分かれます。一つは「そもそも門前払いになるのではないか」という不安。もう一つは「借りられたとして、返していけるのか」という不安です。前者は制度の設計を見れば整理がつき、後者は数字を並べれば見通しが立ちます。

この記事では、自己資金がゼロに近い状態でペットサロンの開業を考えている方に向けて、日本政策金融公庫の創業融資について、申し込む前に見ておきたい制度の数字を整理します。社内で整理している制度資料をもとにした、執筆時点の情報です。

制度の側に「自己資金がいくら必要」という決まりは無い

最初に前提をそろえます。公庫の創業融資では、制度上、自己資金の額や割合の要件は決まっていません。かつての新創業融資制度にあった自己資金10分の1という条件を覚えている方もいますが、その制度は2024年3月に廃止されています。現在の主力は「新規開業・スタートアップ支援資金」で、こちらに自己資金の割合要件は置かれていません。

ただし、要件が無いことと、見られないことは別です。自己資金の額は審査の大きな判断材料で、多いほど有利になりやすいという関係は残ります。審査では、事業として創業した実績がなくても、事業計画書と自己資金などをもとに判断されます。

つまり「ゼロだから申し込めない」ではなく、「ゼロなら、ほかの材料で説明する量が増える」という構造です。そのうえで、増えるのは説明だけではありません。借りる金額そのものも増えます。

申し込む前に見ておきたい4つの数字

自己資金がゼロに近いということは、開業に必要な額のほぼ全部を借入でまかなうことを意味します。そこで先に、制度の側の数字を押さえておきます。

1. 融資限度額は7,200万円(うち運転資金4,800万円)

新規開業・スタートアップ支援資金の融資限度額は7,200万円で、うち運転資金は4,800万円です。ペットサロン1店舗の開業でこの上限に触れることはまずありませんから、限度額が制約になる場面は少ないと考えてよい数字です。

2. 基準利率は年3.45〜5.15%(2026年6月1日現在)

2026年6月1日現在の基準利率は、創業期(税務申告を2期終えていない時期)に利用する場合で年3.45〜5.15%です。創業期の方が利用する場合は、原則0.65%(雇用の拡大を図る場合は0.9%)の引下げが適用される可能性があります。ただし適用可否は利用する制度や審査・条件によって変わるため、下がるものと決めつけず、申請先で確認してください。この引下げは担保の有無で対象が変わるものではありません。

3. 返済期間は資金使途で倍近く違う

ここが、自己資金ゼロで組むときにいちばん効いてくる数字です。新規開業・スタートアップ支援資金を利用する場合の返済期間は、設備資金が20年以内、運転資金が原則10年以内とされています。据置期間はどちらも5年以内で、据置中は利息のみの支払いです。

同じ金額を借りても、設備資金として組むのか運転資金として組むのかで、返せる年数が倍近く変わります。ペットサロンの開業では、シャンプー台やトリミングテーブル、ドライヤー、ケージといった設備の支払いと、開店してから客数が積み上がるまでのあいだの支払いが同時に発生します。自己資金でどちらかを吸収できる人と、両方を借入でまかなう人とでは、毎月の返済額の重さが変わります。

4. 申し込みから実行まで、準備を含めて約2か月

書類提出後、融資実行までの目安はおおむね3週間から1か月です。創業計画書や見積書などを整える時間を含めると、準備に1か月、審査と実行に1か月で、合計2か月程度を見ておくと落ち着いて進められます。

\ で、結局「今の自分」は? /

その要件、あなたは何点クリアできていますか?

上で解説した条件の充足度を100点満点で自動採点し、不足点と「次の一手」を1枚レポートで即お渡しします。記事を読むより、自分の数字を見た方が早いかもしれません。

特典
診断後、多胡監修の4大特典(ロードマップ/チェックシート/面談対策/事業計画書)を無料プレゼント

自分の融資スコアを見る(無料)→

多胡藤夫
監修元日本政策金融公庫 支店長 多胡藤夫/執筆 元朝日信用金庫 融資担当営業 小峰精公

💬 無料相談のご案内

弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡や元信用金庫法人営業の小峰を中心とした専門家チームが、幅広い融資を含む資金調達支援・起業支援・経営支援を行っております。「何から始めればいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。

V-Spiritsでは年間1,000件以上の融資などの資金調達支援や起業・経営支援を行っております。専門チームが伴走支援を行います。

手元がゼロに見えても、数え直すと残っているものがあります

「自己資金ゼロ」と言うとき、多くの方は今の預金残高だけを見ています。ところが創業前に自費で取得した資格や、購入した設備・備品、テストマーケティングにかけた費用などは、みなし自己資金として一定の範囲で評価されることがあります。

ペットサロンの開業準備では、これに当たりそうな支出が散らばりがちです。トリマーとしての資格取得にかかった費用、開業を見据えて自分で買い足したハサミやバリカン、知人の犬で試しに施術したときにかかった材料費。買った時点では「自分の勉強代」と思っていたものが、数え直すと自己資金の側に立つことがあります。

ここで効くのが領収書です。手元に残っていなければ、支出があったこと自体を示せません。開業を考え始めた時点から保管しておくことをすすめます。あわせて、預金として持っている自己資金は、面談の時点で口座に確認できる形にしておきます。

ゼロのまま申し込むと、何を説明することになるか

自己資金が少ないほど、計画書の中身と面談での説明が占める割合は大きくなります。準備の方向としては、次のあたりが軸になります。

  • 借りる金額が何にいくら必要なのか、見積で示せる状態にしておく
  • 開店してから客数が積み上がるまでの期間を、どう見込んでいるかを説明できるようにしておく
  • トリマーとしての勤務経験を、店を回す力としてどう書くかを整理しておく

もう一つ、知っておいてよいことがあります。公庫の内部には申込と審査の記録が残るため、次に申し込むときは過去の経緯を踏まえて慎重に扱われる可能性があります。準備を整えないまま「とりあえず出す」と、次の機会にも影響しうる、という程度には受け止めておきたいところです。

多胡藤夫

💬 監修者の元日本政策金融公庫の支店長の多胡から一言

自己資金の話に気を取られて見落とされがちなのが、店舗型の場合に物件へ問われる目線です。審査する側からは、その商売にとって一等地が本当に必要なのかという見方をします。手元の資金が薄いほど物件の条件は借入額に跳ね返りますので、資金を数える前に、どの立地でどう成り立たせるつもりかを言葉にしておくと話が早くなります。

まとめ

自己資金ゼロでペットサロンを開業できるかという問いに、制度の側から一言で答えるなら、額や割合の要件は決まっていない、になります。門は閉じていません。ただし自己資金の額は審査の大きな判断材料なので、ゼロに近いほど計画書と面談で説明する量は増えます。

そのうえで、申し込む前に見ておきたい数字は4つです。限度額7,200万円(うち運転資金4,800万円)、2026年6月1日現在の基準利率は創業期で年3.45〜5.15%、返済期間は設備資金20年以内と運転資金原則10年以内で据置5年以内、そして準備を含めた期間の目安が約2か月。この4つを先に置いてから、自分の開業の形を当てはめてみてください。

あわせて、手元の資金は残高だけで数えないことです。資格取得費や開業前に買った備品が、みなし自己資金として評価されることがあります。制度や金利は変わりやすいため、申し込みの前には最新の情報を日本政策金融公庫の公式情報で確認してください。

創業融資 無料オンライン診断

あなたは今、いくら受けられる?

記事で要点はつかめたはず。あとは「あなた自身の数字」を知るだけです。いくつかの質問に答えると、印刷できる1枚の結果レポートをその場でPDFでお届けします。

  • ✓融資条件の充足度を100点満点で採点(A〜D判定)
  • ✓起業段階と悩みに応じた課題と「次の一手」を提示
  • ✓印刷できる1枚レポートをPDFで即送信

豪華特典
元日本政策金融公庫 支店長 多胡監修|4大特典を無料プレゼント

診断を受けるだけで、いますぐ全部お受け取りいただけます。

創業融資ロードマップ
申請から着金までの流れが1枚でわかる
創業融資 直前チェックシート
申込前に“落ちる穴”を最終チェック
公庫融資 面談対策指南書
元支店長が教える、面談の通し方
V-Spirits式 事業計画書テンプレート
数千人が融資を獲得した実績の雛形

無料診断を受けて特典を受け取る →

登録不要・その場で結果。「数字が見えてから相談したい」「まず気軽に壁打ちしたい」——どちらにも対応します。

多胡藤夫
監修
多胡藤夫 / 元日本政策金融公庫 支店長
現場で融資審査 約63,000件。その審査基準を診断ロジックと特典に反映しています。

小峰精公 / 元朝日信用金庫 融資担当営業
金融機関の現場目線で、創業者がつまずきやすい点を踏まえて設計。

【無料相談のご案内】

弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡や元信用金庫の法人営業の小峰を中心とした所属専門家チームが一丸となって、幅広い融資を含む資金調達のご支援・起業支援・経営支援を行っております。
融資を受けるには何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

小峰

この記事を書いた人

小峰精公/Kiyotaka Komine

元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

多胡藤夫

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

中野裕哲紹介画像


中野裕哲

この記事を監修した人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授

税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。

経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。

【対応領域】

税理士顧問、社労士顧問、補助金支援、助成金支援、資金調達支援、採用力診断、売上導線診断、経営参謀顧問。税務・会計・決算・節税に加えて、経営分析、労務管理、社会保険、助成金、採用体制づくり、融資、補助金、事業計画、営業戦略、Webマーケティング、出版、メディア活用まで一体的に相談できます。

中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。

【主な実績】

  • 起業支援・経営支援の豊富な実績
  • 起業相談件数3,000件以上
  • 資金調達支援1,000件以上
  • 大企業Webサイト多数監修
  • 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)

V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。

税理士顧問、社労士顧問、融資、補助金、助成金、採用、営業、マーケティングまで、経営者が本当に悩む領域をワンストップで相談できます。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。

関連記事

無料相談
お客様の声

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
行政書士法人V-Spirits
充実の福利厚生制度
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
弊社グループ専門家への取材対応について
爆アゲ税理士の起業経営チャンネル
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX