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コラム

【つなぎ資金について】 

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今回はつなぎ資金についてです。

 

まずはおさらいを。(2019.6.29投稿のコラムをご参照)

 

つなぎ資金  … 確たる収入に合わせて一括で返済します。

大きな受注の入金や補助金が入るタイミングに期日を設定します。

 

これまでに出てきた何種類かの資金とは違い、明確なゴールを設定して資金繰りをする資金となります。

 

例えば、

製造業のA社が1月に受注し、3月に納品。

その売上代金の回収が6月末になる場合、1月~6月までの間、A社は人件費や材料費、外注費を持ち出している形になります。

受注から売上金回収までの期間にかかった原価部分については、いわゆる「ひも付き」で借入することが可能です。

原価部分を借りるのが前提となりますので受注金額の60~70%程度が目安となります。

稀に受注金額の100%を借りることも可能です。

 

つなぎ資金を調達するために必要な要件は主に以下の通りです。

  • 先方の受注書・注文書・契約書があること
  • その受注の売上代金の入金口座を「借りた銀行の口座に指定」すること
  • 先方の業況が一定以上安定していること

 

また、最近は大分減りましたが、売上金回収が手形となる場合もあります。

その場合は、手形を受け取った日に「手形を割引」し、「つなぎ資金」を一括で返済する「割手乗り換え」をします。

手形が資金化するまで、事実上を期限を延長し資金繰りの安定を図ります。

 

加えて、近年では電子記録債権システムを利用した「POファイナンス」も一部の金融機関では取り扱いが開始しています。

※PO=Purchase Order(注文書)

コスト面、スピード面、分割できるなどの利便性は従来型の「つなぎ融資」の進化系といえるもので、今後は更なる広がりを見せるかも知れません。

 

一方で、「つなぎ融資」は補助金に採択された事業者様も活用することができます。

確たる収入 = 補助金採択(相手が国や自治体なので安心)

受注書 = 補助金採択通知

と読み替える感覚です。

 

全ての補助金は性格上「後払い」となります。

費用支出が先行して、後から補助金(費用の〇分の〇)が支給されます。

この場合、採択通知に記載されている支給予定額までは「つなぎ融資」の対象となります。

補助金でカバーできなかった部分については、長期運転資金として借り入れるのが一般的です。

補助金を回収原資とした「つなぎ融資」は金融機関からすれば安心感は高く、比較的審査は容易です。

また、これの不足部分に対しての「長期運転資金」の審査も、補助金相当分を「自己資金」としてみなしてもらえるため、審査の通過率はグンと上がります。

 

向こう1~2年で大きな開発や人員増強を予定している方などは、補助金申請から融資による資金調達までを1つのプロジェクトとして捉え、資金計画を練ることをお勧めします。

 

 

「つなぎ資金」は日々の受注や資金繰りだけではなく、1~2年後の投資に対する資金計画にも応用できます。

 

 

V-Spiritsグループは経営者が経営に専念できる環境を提供するグループです。

日々の資金繰りの改善はもちろんのこと、補助金申請から採択後の資金計画までのご相談にお応えすることができます。

 

「資金計画」のメンテナンスについては無料相談で対応が可能です。

 

ご関心のある方は是非お気軽にご相談ください。

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