プロパー融資借換特別保証制度(プロパー借換)
新たなビジネスチャンスを掴むために、資金調達の方法を見直してみませんか?「プロパー融資借換特別保証制度」は、経営者保証を提供しない形での借り換えを可能にする制度です。
本制度の特徴
この制度では、経営者保証を提供した既存のプロパー融資を、経営者保証を提供しない形で借り換えることができます。プロパー融資とは、“信用保証協会の保証を付さない融資”のことを指します。
融資対象者の要件
申込金融機関から経営者保証を提供したプロパー融資を受けており、次の(1)から(4)全ての要件に該当する方が対象です。
- (1)資産超過であること
- (2)EBITDA有利子負債倍率が10倍以内であること
- (3)法人・個人の分離がなされていること
- (4)返済緩和している借入金がないこと
融資条件
- 資金使途: 既存のプロパー融資のうち経営者保証を提供している事業資金の借換資金
- 保証限度額: 2億8,000万円(組合等は4億8,000万円)
- 期間: 一括返済は1年以内、分割返済は10年以内(据置1年以内)
- 融資利率: 金融機関所定利率
- 返済方法: 一括返済または分割返済
- 担保: 必要に応じ
- 連帯保証人: 不要
- 信用保証料率: 年0.45%~1.90%以内
留意事項
申込金融機関において、次のいずれかの要件を満たす必要があります。
- 経営者保証を提供せず、かつ保全のないプロパー融資を実行すること
- 本制度による返済部分を除くプロパー融資の全部または一部について経営者保証を解除し、かつ解除した融資において保全がないこと
取扱期間
令和6年3月15日から令和9年3月31日まで
この制度を活用して、より良い資金調達の方法を見つけてみませんか?
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業資金繰り解決コンサルタントV-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。