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コラム

動物病院の設備投資に使える補助金と注意点

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動物病院の設備投資に使える補助金|手術用機械・検査機器導入の注意点

動物病院の設備投資は、医療機器の高額化と多様化で年々負担が大きくなっています。CT、MRI、超音波画像診断装置、内視鏡、麻酔器、手術台――1台数百万〜数千万円規模の機器も珍しくありません。この負担を一部軽くするのが補助金ですが、医療機器特有の落とし穴があります。

本記事では、動物病院の設備投資で補助金を使うときの選び方と、手術用機械・検査機器導入で押さえておきたい注意点を整理します。

※本記事は2026年5月時点の情報です。最新の公募要領は必ず各補助金の公式サイトで確認してください。

動物病院の設備投資で使える主要補助金

動物病院の高額機器導入では、次の補助金が中心になります。

新事業進出・ものづくり補助金

2026年度より「ものづくり補助金」と「中小企業新事業進出補助金」が統合された制度です。動物病院の高額医療機器導入で最も使われる補助金のひとつです。

・対象例:CT、MRI、超音波画像診断装置、内視鏡、臨床化学分析装置、手術用顕微鏡、レーザー機器
・補助率:1/2〜2/3
・補助上限:規模感のある投資に対応(公募回・枠により変動)

「単なる機器更新」ではなく「新サービスの立ち上げ」「診療レベルの向上」とセットで申請するのが基本です。

事業再構築・新事業進出系の補助金

新分野(夜間救急、専門外来、ペットドック、リハビリなど)への進出に伴う設備投資が対象になります。

省力化投資補助金

人手不足対策としての設備投資を支援する補助金です。動物病院でも、検査の自動化、業務効率化のシステム導入などで活用できる場合があります。

・補助率:最大2/3
・補助上限:一般型で最大1億円規模
・対象例:自動分析装置、待合室の受付システム、検体仕分け装置 など

地方自治体・業界団体の独自支援

都道府県・市区町村が独自に設けている動物病院向け支援制度や、獣医師会が紹介する助成制度が存在する場合があります。自院の所在地の自治体・業界団体の情報を都度確認します。

手術用機械・検査機器が対象になる条件

対象になりやすい機器

・専用性の高い医療機器(CT、MRI、エコー、内視鏡など)
・新サービス・新分野展開に必要な機器
・診療プロセスを大きく変える機器

対象になりにくい機器

・既存機器の単純な置き換え(同等性能の更新)
・汎用品扱いされる機器(一般的なパソコン、プリンタなど)
・中古品(制度によっては限定的に可、要件厳しい)
・リース・レンタル機器

特に「既存機器の単純更新」は、補助金の趣旨である「革新性・新規性」と相性が悪く、採択されにくくなります。同等の機器を更新したい場合は、「機能アップグレード」「新サービスの提供」など、革新性を示せる要素とセットで申請する工夫が必要です。

【無料相談のご案内】

弊社では、元補助金審査員の三浦を中心とした各種専門家チームが補助金支援を行っております。このケースは補助金の対象になるのか?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

動物病院特有の注意点

1. 医療機器付随のメンテ契約は対象外になりやすい

CT、MRI、内視鏡などの高額機器には、ほぼ必ずメンテナンス契約・保守契約がセットになります。これらは「事業終了後の継続的な運用費」と判断されることが多く、補助対象外になります。

見積書の段階で、本体価格と保守契約料を切り分けてもらい、補助対象は本体価格のみ、保守契約は自己負担として計画しておきます。

2. 設置・搬入工事費の扱いに注意

CT、MRIなどの大型機器は、設置のための床補強、放射線遮蔽工事、専用電源工事などが必要です。これらの工事費は、機器の据付に直接必要な範囲は対象になり得ますが、建物の改修部分は対象外になることがあります。

工事業者の見積書を、機器据付に直接必要な部分/院内の一般改修部分に分けてもらい、対象範囲を明確化します。

3. 検査試薬・消耗品は対象外

血液検査機の試薬、内視鏡のチューブなど、消耗品は補助金の対象外です。機器導入後の月次運用コストとして、別に資金計画を立てておきます。

4. 採択前の発注はNG

「機器の納期が長いから、申請と並行して発注を進めたい」という声は多くありますが、交付決定通知前の発注は対象外になります。納期の長い高額機器ほど、申請スケジュールとの調整が重要です。

機器メーカー・販売会社と「採択された場合に正式契約する」前提の覚書を交わしておき、交付決定通知後に正式契約に進む流れを取ります。

5. 補助金後の効果報告で実績が問われる

採択時の事業計画で書いた「新規検査件数」「新サービス売上」などの数字は、後の効果報告で実績と比較されます。控えめでも、実績を出せる数字を書くことが重要です。

採択を上げる事業計画の組み立て方

1. 「機器を入れる」ではなく「医療レベルを上げる」

「最新CTを導入します」ではなく、「これまで紹介していた高度画像診断を自院で完結できるようになり、Z件/月の紹介転院を防ぐ。新サービスとしてペットドックを立ち上げ、Y件/月の新規受診を獲得する」――このレベルで書きます。

2. 数字で根拠を示す

新規検査件数、平均単価、年間売上、削減できる紹介転院数、新規顧客獲得数――すべて積み上げで計算します。動物病院は自由診療のため、単価設定の自由度が高く、数字を組みやすい業種です。

3. 地域医療への貢献を書く

「地域に高度医療機器を持つ動物病院がない」「夜間救急体制がない地域に対応する」など、地域医療への貢献を示すと、政策的にも評価されやすくなります。

4. スタッフ体制・運用体制を示す

機器を入れても、操作できる獣医師・動物看護師がいないと稼働しません。スタッフの研修計画、必要に応じた採用計画まで事業計画に書き込みます。

よくある質問

Q. 動物用CTやMRIは補助金で買えますか?

A. ものづくり補助金等で対象になり得ます。革新性・収益性・実行体制が説得力を持って語れる事業計画が必要です。

Q. 中古の医療機器は対象になりますか?

A. 補助金によります。ものづくり補助金等で中古品は限定的に認められる場合がありますが、要件は厳しめです。原則は新品購入が前提と考えます。

Q. 開業準備中の動物病院でも申請できますか?

A. 創業期向け補助金(小規模事業者持続化補助金<創業型>など)で対象になる場合があります。創業時点の高額機器投資は対象になる制度が限られるため、専門家への相談が有効です。

まとめ

動物病院の設備投資で補助金を活用するときのポイントは次のとおりです。

・新事業進出・ものづくり補助金が中心、新サービスとセットで申請
・本体価格と保守契約料を切り分けて見積もる
・設置工事費は機器据付に直接必要な範囲のみ対象
・採択前の発注はNG、メーカーと覚書で対応
・事業計画は「機器」ではなく「医療レベル向上」のストーリーで書く
・数字を積み上げ、実績を出せる範囲で計画する

高額機器ほど補助金の効果は大きく、自己負担を数百万円〜数千万円単位で圧縮できます。申請の準備に時間をかけて、専門家と事業計画を作り込むのが、採択への近道です。

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弊社では、元補助金審査員の三浦を中心とした各種専門家チームが補助金支援を行っております。このケースは補助金の対象になるのか?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

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三浦高

この記事を書いた人

三浦高/Takashi Miura

元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者

2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。

中野裕哲紹介画像

この記事を監修した人

中野裕哲

中野裕哲/Nakano Hiroaki

税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授

V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。

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