経営安定資金(企業再生支援枠)とは?
厳しい経済情勢の中で経営が悪化しているものの、経営改善を進めることにより、経営を改善させる可能性が高い企業に対して事業資金を融資する制度です。本資金の取扱期間を令和7年3月31日まで延長しました。
融資条件
融資対象
次のいずれかに該当する中小企業者で、具体的で実現可能な経営改善計画を金融機関と連携して策定している方
- (1)直近の決算で、経常赤字の方
- (2)(株)整理回収機構へ貸付債権が譲渡された方
- (3)民事再生法等による法的再建手続きを行う方
- (4)中小企業活性化協議会から再生支援の認定を受けた方
- (5)信用保証協会の企業再生支援チームの支援を受けている方
- (6)(株)地域経済活性化支援機構の支援を受けている方
- (7)とやま中小企業再生支援ファンドの支援を受けている方
※この資金については、取扱金融機関の継続的な支援が見込まれることが必要です。
資金使途
- 設備資金
- 運転資金
融資限度額
1億円
融資期間(うち据置期間)
- 設備資金 10年以内(1年以内)
- 運転資金 7年以内(1年以内)
融資利率
年1.45%以内
保証料率
保証協会の定めによる(割引料率の適用有り)
(保証必須)
償還方法
金融機関の方法による
融資申込先
取扱金融機関を経由のうえ県経営支援課
手続きの手順
- 経営改善計画の策定
中小企業者と金融機関が連携して策定します。 - 県及び保証協会への事前協議
申請に先立って、企業の概要について把握させていただきます。
(対象要件の(4)に該当する場合は、事前に中小企業活性化協議会の認定が必要です。) - 必要書類を県に提出
併せて保証協会あてに保証申込みを行ってください。 - 県及び保証協会の審査・ヒアリング
- 県にて利用承認、保証協会にて保証承諾
- 融資の実行
- 経営改善計画の進捗状況の報告
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。