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コラム

調理ロボット導入に省力化補助金は使える?対象要件と申請前に確認すべき6つの疑問

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調理ロボットは省力化補助金の対象になる?カタログ注文型と一般型の選び方

「厨房のオペレーションを回すスタッフが足りず、調理ロボットの導入を検討している。ただ数百万円単位の投資になるので、補助金を使えないか調べている」——数年お店を続けてきた飲食店・食品加工業の経営者から、こうした相談が増えています。結論から言うと、調理ロボットは中小企業省力化投資補助金の対象になる可能性が高い設備です。ただし「どの型で申請するか」「交付決定のタイミング」を間違えると、補助対象外になったり、後から返還を求められたりします。本記事では、対象になる条件と、申請前に潰しておきたい疑問をQ&A形式で整理します。なお制度や金額は変わりやすいため、本記事は執筆時点(2026年)の一般的な解説です。申請時は必ず最新の公募要領をご確認ください。

調理ロボットは省力化補助金の対象になるか(結論)

調理ロボットは「人手不足の解消につながる省力化機器」として、中小企業省力化投資補助金の対象になり得ます。ただし対象になるかどうかは、導入する調理ロボットが「カタログに登録された既製品」か「自社の厨房に合わせて構築するオーダーメイド設備」かで、申請すべき型が変わってきます。まずこの型の見極めが、申請の入り口として最も重要です。

カタログ注文型と一般型、どちらで申請すべきか

中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)

公的に登録された省力化製品のカタログから選んで導入するタイプです。パッケージ化された調理ロボット(自動調理機・盛り付けロボットなど)を、販売事業者経由でそのまま導入する場合はこちらが基本の選択肢になります。ただし、補助金事務局のカタログに事前に登録されている必要があります。補助上限は、大幅賃上げ計画を盛り込む場合で1,500万円とされています(執筆時点)。中小企業等が販売事業者と共同で申請する形が前提で、単独申請は原則できません。

中小企業省力化投資補助金(一般型)

カタログにない設備や、複数の調理工程を組み合わせて厨房オペレーション全体を作り替えるようなオーダーメイド寄りの投資に向く制度です。補助上限は1億円とされています(執筆時点)。設備は単価50万円(税抜)以上のものを最低1つ導入することが前提で、3〜5年の事業計画づくりがより求められます。

目安としては、「決まった調理ロボットを1台導入して即戦力にしたい」ならカタログ注文型、「複数設備・システムを組み合わせて厨房全体の省力化を設計したい」なら一般型、という切り分けで考えると迷いにくくなります。

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調理ロボットの補助金活用でよくある質問

Q. どんな調理ロボットなら対象になりますか?

人手不足の解消・生産性向上に資する省力化機器であることが基本条件です。食材の加工・調理・盛り付けなどを自動で行うロボットは対象になり得ますが、カタログ注文型で申請する場合は、あくまで登録された製品カタログに掲載されている機種であることが前提です。カタログに載っていない特注仕様のロボットは、一般型での申請を検討することになります。

Q. 補助額はどのくらいですか?

型によって上限が異なります。カタログ注文型は大幅賃上げ計画を盛り込んだ場合で上限1,500万円、一般型は上限1億円です(いずれも執筆時点の情報)。実際の上限額は従業員規模や賃上げ計画の内容によって変わるため、自店がどの区分に該当するかは最新の公募要領で確認してください。

Q. 交付決定前に発注してしまったらどうなりますか?

理由を問わず、交付決定より前に発注・契約・購入した設備は補助対象外になります。「採択されそうだから」と調理ロボットを先に発注してしまうと、その分は全額自己負担です。展示会などでその場で契約してしまうケースも実際にあるため、発注・契約・支払いは必ず交付決定後、が鉄則です。

Q. 補助金は他の制度と併用できますか?

同じ設備・同じ経費に対して複数の補助金から重複して補助を受けることは、一般的に認められません。調理ロボット以外の投資(例えば店舗改装や販路開拓の広報費など)を別枠で計画している場合は、経費を切り分けたうえで、それぞれの制度の対象経費に当てはまるかを個別に確認する必要があります。併用を検討する場合は、早い段階で専門家に相談すると整理がしやすくなります。

Q. 賃上げ目標を達成できなかったらどうなりますか?

カタログ注文型・一般型のいずれも、賃上げ計画を盛り込むことで補助上限が拡大する一方、目標が未達の場合は減額や返還につながることがあります。特に一般型は労働生産性を年平均+4.0%以上伸ばす計画が必要で、未達時の返還規定も重めです。導入時の勢いだけで背伸びした計画を組まず、無理なく続けられる賃上げ計画にすることが重要です。

Q. 補助金を受け取ったときの税務上の扱いはどうなりますか?

補助金の会計処理・税務上の取り扱いは、圧縮記帳の要否なども含めて個別の判断が必要になります。本記事では一般的な注意喚起にとどめますので、具体的な処理方法は税理士にご確認ください。

まとめ

調理ロボットは、中小企業省力化投資補助金の対象になり得る設備です。既製のカタログ製品を導入するならカタログ注文型、厨房全体を作り替えるような投資なら一般型が基本の選択肢になります。実務では、型の見極めに加えて、交付決定前に発注しないこと、賃上げ計画を無理なく設計すること、他制度との併用可否を経費単位で整理することが要点です。金額や要件は変わりやすいため、申請を検討する際は必ず最新の公募要領を確認し、計画づくりの段階から専門家の力も借りながら進めましょう。

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弊社では、補助金専門行政書士法人V-Spiritsが補助金支援を行っております。元補助金審査員の三浦を中心とした各種専門家チームが全面的にサポートいたします。このケースは補助金の対象になるのか?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

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三浦高

この記事を書いた人

三浦高/Takashi Miura

元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者

産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。

融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

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この記事を監修した人


中野裕哲

中野裕哲/Nakano Hiroaki

税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授

税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。

経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。

【対応領域】
税理士顧問、社労士顧問、補助金支援、助成金支援、資金調達支援、採用力診断、売上導線診断、経営参謀顧問。税務・会計・決算・節税に加えて、経営分析、労務管理、社会保険、助成金、採用体制づくり、融資、補助金、事業計画、営業戦略、Webマーケティング、出版、メディア活用まで一体的に相談できます。

中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。

【主な実績】

  • 起業支援・経営支援の豊富な実績
  • 起業相談件数3,000件以上
  • 資金調達支援1000件以上
  • 大企業Webサイト多数監修
  • 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)

V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。

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