
2023年における創業融資の審査動向
2023年の創業融資審査の全体傾向
2023年に入りもうすぐ2ヶ月が経過しようとしています。
今回は、2023年に入り「創業融資」の審査動向がどのようになっているのかについて、複数金融機関担当者と情報交換をする中で気が付いたことを共有していきます。
① 審査は細かくなっている
コロナも落ち着いてきたこともあり、審査方法をコロナ前に行っていた方法に戻している傾向にあるそうです。コロナ融資については緊急制度ということもあり比較的融資が受けやすい状況にありました。しかし、これからはコロナ融資の返済がスタートすることも相まって、返済能力や将来的な事業推移、事業性評価等、様々なステップをクリアしていかないと審査も通りにくくなっているそうです。
② 安易な創業融資の申込みには厳しい対応
最近では副業や起業を促す風潮もあり、起業数や創業融資申込の件数は増加傾向にあるとのことですが、一方で無計画な事業計画であったり、安易なフランチャイズ開業での融資申込も多いようです。金融機関は返済見込みがある企業に融資をするのが基本です。
③ コロナ融資以後の影響
コロナ融資残高が多い場合、新規融資の申込みに関しては信用保証協会も厳しい審査になっているとのことです。借換制度もあるので、要件に該当する場合には借換制度を利用することが得策です。
まとめと無料相談のご案内
2023年に入り、少しずつではありますが融資審査も厳しさを増している様子です。
これから融資申請を考えているけれども、考えがまとまっていなかったり、創業融資を申込みしたいが申請が通るかどうか心配をしている。
そんな悩みがあれば、V-Spiritsでは無料相談を実施しています。無料相談だからといって手抜きするようなことは一切ありません。むしろ惜しみなく情報は提供します。一度、立ち止まって頭の中を整理するためにも無料相談を有効活用してみてください。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。