上越市創業スタートアップ支援補助金とは？
上越市では、人口減少の緩和や持続可能な市内経済の構築を目指し、創業を通じて若者や女性の多様で柔軟な働き方を実現するための補助金制度を提供しています。この補助金は、市内での創業に必要な経費の一部を支援するものです。
補助金の募集期間と事業期間
募集期間は令和6年4月1日から始まり、予算上限に達し次第終了します。事業期間は交付決定の日から令和7年2月28日までです。
補助対象者
補助金の対象者は、上越市内に居住し、市内に主たる事務所または事業所を置く中小企業者等として創業を行おうとする方です。以下の条件を満たす必要があります：
- 創業予定者であること。
- 認定経営革新等支援機関と共に具体的な事業計画書を作成していること。
- 特定創業支援等事業者であること。
- 必要な許可や資格を有していること。
- 市税等を滞納していないこと。
- 過去に本補助金の交付を受けていないこと。
- 営業収支が家計と経理上明確に分離していること。
- 3年以上の経営継続が見込まれること。
- フランチャイズ契約に基づく事業でないこと。
補助対象経費
補助金の対象となる経費は、創業を行うために必要な以下の費用です：
- 事業拠点開設事業：備品購入費、設備工事費、事務所の増改築費、賃借料、光熱水費、法人登記費用など。
- スタートアップ促進事業：広告宣伝費、通信運搬費など。
補助率と採択事業数
通常枠では補助率は2分の1で上限50万円、UIJターン女性活躍推進枠では3分の2で上限66.6万円です。採択事業数は通常枠が10件、UIJターン女性活躍推進枠が5件です。
申請手順
申請の流れは以下の通りです：
- 創業塾の受講または個別相談指導を受ける。
- 事業計画書の作成。
- 申請書類の提出。
- 市による交付書類審査。
- 交付決定。
- 事業の開始。
- 実績報告。
- 実績報告審査。
- 交付確定。
- 補助金交付請求書の提出。
- 事業状況の報告。
まとめ
上越市での創業を考えている方にとって、この補助金制度は大きなサポートとなるでしょう。ぜひこの機会を活用して、夢の実現に向けた一歩を踏み出してください。
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この記事を書いた人
三浦高／Takashi Miura
元創業補助金（経済産業省系補助金）審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫／Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫（旧国民金融公庫）に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。
