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コラム

国民金融公庫を使いこなす!一年後に起業するあなたのための完全マニュアル

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起業準備は「国民金融公庫」の活用から始まる!

こんにちは。起業コンサルタント(R)で税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP(R)の中野裕哲です。

この記事では、「一年後に起業を考えている会社員」の方に向けて、公的機関である国民金融公庫(現在の正式名称は日本政策金融公庫)の創業融資制度について、わかりやすく、そして実践的に解説していきます。


目次

  1. 国民金融公庫とは何か?
  2. 創業者にとってなぜ心強い存在なのか?
  3. 融資審査で見られる3つの重要ポイント
  4. 融資までの流れとスケジュール感
  5. 必要書類と作成時のポイント
  6. 面談のリアルと心構え
  7. ありがちな失敗とその対策
  8. FAQ:よくある質問とその答え
  9. 今から始める3つの準備

1. 国民金融公庫とは何か?

「国民金融公庫」という名前を今でも使われる方が多いのですが、実際には2008年に「日本政策金融公庫」に統合されました。その中の「国民生活事業部門」が、かつての国民金融公庫の役割を引き継いでいます。

この事業部門は、「小規模事業者」「個人の創業者」「副業からの起業」などを主な対象に、低金利で公的融資を行ってくれる大変心強い存在です。


2. なぜ起業者にとっておすすめなのか?

民間の金融機関では、創業前や創業間もない企業への融資は非常にハードルが高く、信用実績がなければ門前払いというケースも多くあります。

ところが、国民金融公庫(以下、国金)は違います。

  • 担保・保証人が不要な「新規開業・スタートアップ支援資金」
  • 起業に対する情熱と準備を評価
  • 社会的な使命としての支援

といったスタンスから、まだ実績のない起業家に対しても門戸を開いてくれているのです。


3. 審査で見られる3つの重要ポイント

1. 自己資金

自己資金の割合は非常に大事です。融資希望額の1/3以上は自己資金で賄いたいところ。通帳での蓄積履歴もチェックされます。

2. 経験と実現性

同業種での勤務経験、資格、スキルなどがあるか。また、事業計画が実現可能かどうかが問われます。

3. 収支計画と返済能力

売上や利益の見通しに対して、どのくらい現実的か。無理な数字設定はマイナス評価になります。


4. 融資までの流れとスケジュール

概ね以下の5ステップで進みます:

  1. 事業計画の作成
  2. 書類の準備
  3. 国金窓口に申込み
  4. 面談・ヒアリング
  5. 融資決定・入金

申し込みから融資実行まで、通常は1か月〜1.5か月程度を見ておきましょう。


5. 書類の準備と作成ポイント

準備する書類の例:

  • 創業計画書
  • 通帳コピー(6ヶ月〜1年分)
  • 履歴書・職務経歴書
  • 賃貸借契約書(店舗がある場合)
  • 設備の見積書 など

計画書は「誰に」「何を」「どう売るか」がカギ。抽象的な表現は避け、具体性を持たせましょう。


6. 面談のリアル

面談時間は30分〜60分程度。面接官との1対1、もしくは2対1のケースもあります。

  • 事業内容や動機について深堀りされる
  • 売上予測の根拠を聞かれる
  • 自己資金の経緯について確認される

清潔感ある服装、ハキハキした受け答え、誠実な姿勢がポイントです。


7. よくある失敗とその対策

  • 【NG】通帳に突然大金が振り込まれている→【対策】コツコツ積み立てた履歴を残す
  • 【NG】経験ゼロで新業種に挑戦→【対策】副業やアルバイト経験を積んでおく
  • 【NG】計画書がアバウト→【対策】収支根拠、競合との差別化を明記

8. FAQ:よくある質問と回答

Q. 資本金が50万円しかありません。融資は無理? →金額自体よりも「どのように積み立ててきたか」が問われます。

Q. 家族からの支援は自己資金になりますか? →贈与であればOK。借入扱いならNG。通帳で証明できることが重要です。

Q. フランチャイズでもOK? →可能です。本部との契約書や収支モデルを提出すれば問題ありません。

Q. 融資は何年返済ですか? →設備資金は20年以内、運転資金は10年以内で返済期間を設定します。


9. 今から始めるべき3つの準備

  1. 毎月1万円でも良いから定期的に貯金を続ける
  2. 希望業種で副業やアルバイト経験を積む
  3. ざっくりでもいいので事業計画を作ってみる

まとめ:公的融資を味方につけて、不安ゼロの起業スタート!

起業の第一歩は「お金の不安を解消すること」。そのために「国民金融公庫(日本政策金融公庫)」の創業融資制度は、まさに起業家の救世主とも言える存在です。

ズバリ言います。

起業は準備が9割。準備を制する者こそ、成功を手にするのです!

不安な方は、お気軽にご相談くださいね。

 

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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フリーダイヤル 0120-335-523
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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