北海道信用保証協会の魅力的な融資制度
北海道信用保証協会は、地域の中小企業を支えるために多様な融資制度を提供しています。特に、当座貸越（貸付専用型）根保証は、事業資金の調達において非常に便利な制度です。この記事では、その詳細についてご紹介します。
当座貸越（貸付専用型）根保証の概要
この制度は、あらかじめ一定の貸越極度額と取扱期間を定め、保証期間内に反復継続して発生する当座貸越債務の保証を行います。資格要件を満たす中小企業者が対象で、金融機関が支援育成したいと考える先に適しています。
資格要件
この制度を利用するためには、以下の要件を満たす必要があります。
- 個人事業主の場合
- 同一事業の業歴が３年以上で、２期以上の確定申告を行っている。
- 申込金融機関との与信取引が６ヵ月以上ある。
- 次のいずれかに該当する方
- 保証申込直前期の決算における中小企業信用リスク情報データベース（ＣＲＤ）を活用した信用保証協会によるスコアリングが、本制度事務取扱要領に定める基準以上である。
- 信用保証協会と金融機関との合意に基づく金融機関の信用スコアリング（信用格付）が前記ＣＲＤ基準と同等以上である。
- 確定申告が青色申告であり、保証申込直前期の決算において申告所得３００万円以上を計上し、かつ自己名義の不動産（自宅・店舗等）を所有する。
- 確定申告が青色申告であり、保証申込直前期の決算において申告所得１００万円以上を計上し、不動産等物的担保の提供がある。
- 法人の場合
- 同一事業の業歴が３年以上であり、２期以上の決算を行っている。
- 申込金融機関との与信取引が６ヵ月以上ある。
- 次のいずれかに該当する方
- 保証申込直前期の決算における中小企業信用リスク情報データベース（ＣＲＤ）を活用した信用保証協会によるスコアリングが、本制度事務取扱要領に定める基準以上である。
- 信用保証協会と金融機関との合意に基づく金融機関の信用スコアリング（信用格付）が前記ＣＲＤ基準と同等以上である。
融資条件
この制度の融資条件は以下の通りです。
- 保証限度額: １００万円以上２億８，０００万円以内
- 資金使途: 事業資金
- 返済方法: 約定弁済または随時弁済
- 保証期間: １年もしくは２年
- 貸付形式: 当座貸越
- 融資利率: 金融機関所定
- 担保: 原則として、保証金額５，０００万円以内は不要、５，０００万円を超える場合は必要
- 保証人: 必要となる場合がある
まとめ
北海道信用保証協会の当座貸越（貸付専用型）根保証は、中小企業の資金調達をサポートする強力なツールです。ぜひこの機会に利用を検討してみてください。
融資の手続きって何から始めればいいの？といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております！
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公／Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫／Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫（旧国民金融公庫）に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。
