
富士宮市の空き店舗等対策事業とは?
静岡県富士宮市では、商店街の活性化を目的とした空き店舗等対策事業を実施しています。この事業は、空き店舗や空き地に出店する方々に対して、開業準備に必要な費用を補助するものです。具体的には、店舗の改装費や建築費、備品購入費の一部を補助し、中心市街地の活性化と地域経済の発展を図ります。
補助金の対象者と条件
この補助金の対象者は、以下の条件を満たす方々です:
- 空き店舗・空き地を利用して改装工事・建築工事を行い、自らが経営する出店者
- 空き店舗・空き地の所有者で、出店者に貸し出す方
- 当市における市税の滞納がない方
- 富士宮市暴力団排除条例に該当しない方
- 関係法令に違反していない方
- 事業実績報告までに富士宮商店街振興組合または商店会に加入している方
対象経費と補助内容
この補助金では、以下の経費が対象となります:
- 空き店舗の改修工事費
- 空き地利用の店舗建築工事費
- 店内備品納入費
補助率と上限額
補助率は1/2で、上限額は以下の通りです:
- 空き店舗を改修して出店する場合:上限額100万円(飲食サービス業の場合は200万円)
- 空き地に店舗を新築して出店する場合:上限額200万円(飲食サービス業の場合は300万円)
申し込み方法と必要書類
申し込みは、令和6年4月1日から年度予算終了まで受け付けています。
必要書類
- 補助金交付申請書
- 収支予算書
- 事業計画書
- 施工前の写真
- 改装工事・備品購入の際の見積書
- 住民票謄本の写し(法人の場合は登記事項証明書)
- 富士宮市市税完納証明書
- 経営にかかる誓約書
出店を考える経営者の方へ
静岡県富士宮市での新規出店を考えている方は、この補助金を活用することで、初期投資を大幅に軽減することが可能です。特に、コンセプト居酒屋や創作レストラン、伝統工芸品やクラフト製品販売店など、地域にふさわしい業種の出店を歓迎しています。ぜひこの機会に、富士宮市での出店を検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。