今回は、東京都の「働く人のチャイルドプランサポート制度整備奨励金」をご紹介します。
こちらの奨励金は、都内企業等における、労働者の「不妊治療」や「不育症治療」と仕事との両立支援を目的としています。
就業規則の整備(不妊治療に利用できる休暇・休業、テレワーク)、都の研修参加などを実施すると、定額40万円が受給できます。
今年度は250社限定になります。人気の助成金のため、直近では4月27日から受付開始となる「事前エントリー」に申込み、当選した企業が応募することができます。その他の概要は以下のとおりです。
【主な支給要件】
・都内で事業を営んでいる企業等であること
・都内に勤務する常時雇用する労働者を2人以上、かつ6ヶ月以上継続して雇用していること
・新たに申請する「不妊治療」や「不育症治療」のための休暇制度等が就業規則に明文化されていないこと
【支給額】
40万円(既に「不妊治療」の休暇制度等を導入済の企業は10万円)
【取組事項】
所定の実施期間内(3か月以内)に、1~6をすべて実施する必要があります。
1 「不妊治療」や「不育症治療」の休暇制度等の整備に関して、社内意向調査を実施する
2 都が実施する不妊治療・不育症治療の理解を深めるための研修(eラーニング)を管理職全員が受講する
3 「不妊治療」や「不育症治療」と仕事の両立に関する社内相談員を設置し、都の実施する研修を受講する(原則として男性1人以上、女性1人以上の計2名)
4 「不妊治療」や「不育症治療」のための「休暇制度」及び「休業制度」を就業規則に整備し、労働基準監督署に届け出る
5 「不妊治療」や「不育症治療」のための「テレワーク制度」を就業規則に整備し、労働基準監督署に届け出る
6 都内に勤務する全労働者に対し、整備した社内相談体制、制度などに関する社内説明会を開催し、理解度チェックを実施する
【事前エントリー】
事前エントリーの受付期間は以下となります。
前期 令和4年4月27日(水)~5月10日(火) 予定125社
後期 令和4年9月1日(木)~9月8日(木) 予定125社
受付期間になると、こちらのページ内にある「エントリーフォーム」というリンクから、事前エントリーができるようになります。
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/josei/katsuyaku/childplan/#zigyou
予定社数は2回で合計250社とそこまで多くはありませんので、倍率はかなり高くなると予想されますが、オススメの助成金です。
弊社グループでは、助成金、補助金獲得に向けたコンサルティングを行っております。無料相談もしておりますので、ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。