新事業進出補助金とは
「新規事業進出補助金」は、2025年に導入が予定されている新しい補助金制度です。事業再構築補助金の後継として創設されるこの補助金は、既存事業とは異なる事業への前向きな挑戦を支援する目的で発表されました。1,500億円という大型予算が組まれており、来年度の最注目補助金として注目されています
新事業進出補助金でHPは作れるのか?
新規事業を成功させるために重要となるのは新しいターゲットへの認知度向上です。そこで、新たにHPを作成して認知度向上を図りたいと考えるかたは多いのではないでしょうか?また、既存事業と全く異なる事業の場合に事業を棲み分けするためにHPを作りたいという考え方もあると思います。そこで、2025年最注目の新事業進出補助金でHPを作れるのかについて、前身の事業再構築補助金を参考に解説します。また、新事業進出補助金の情報が更新され次第、最新情報をアップしていきます。
新事業進出補助金でHPの作成はできる場合がある
新事業進出補助金を活用してHPを作成できる可能性はあります。前身の事業再構築補助金では、「新規事業に特化している」「システムが組み込まれている」などの要件を満たすことでHPが認められる場合がありました。ただし、会社の紹介や既存事業の認知度向上に係るHPは対象になりません。それでは、他の認知度向上のうちどのような取り組みが補助金の対象になるかをご紹介します。
補助金の対象になる認知度向上の取り組み
1、LPの作成
HPの作成に要件はあるものの、新規事業に関するLPは対象になります。会社の目玉事業として魅力的なLPを作成し、一気に認知度を高めることも可能です。
2、パンフレットやチラシの作成
店舗型のビジネスの場合、新規事業でまず取り込みたいのは地域のお客様です。そこで、地域のお客様や営業先に配るためのチラシやパンフレットは対象になります。
3、展示会の出展費
現在、国や自治体、企業などを通して国内外問わず多くの展示会が行われています。展示会はターゲットに効果的に訴求ができる機会になります。新規事業進出補助金では、展示会の小間料や装飾料等も対象になる可能性が高いです。
4、営業代行利用
個人事業主や小規模事業者などの課題は認知度向上を担当するスタッフがいないことです。ビジネスチャンスを活かすため、新規事業を行う場合に営業代行を使いたいというかたも多いのではないでしょうか?新規事業進出補助金では営業代行の利用費も対象になる可能性が高いです。
その他にも、要件等を満たすことで可能な広告手段はあります。新規事業に効果的な広告手段が何かを考えて、事前に補助金の対象になるのかを確認することをお勧めします。
認定支援機関を活用するメリット
補助金申請では、認定経営革新等支援機関のサポートを受けると、大きなメリットがあります。
- 専門家のアドバイス:
認定支援機関の専門家は、補助金申請の経験が豊富です。事業計画の作成や申請手続きにおいて、専門的なアドバイスを受けることで、採択率が高まります。 - 金融機関との連携:
補助金の交付は後払いが基本のため、資金繰りが課題になる場合があります。このような場合、認定支援機関を通じて、つなぎ融資などの提案を受けられることも魅力です。
補助金申請は複雑で手間がかかるプロセスですが、認定支援機関との連携によりスムーズに進めることができます。
まとめ
2025年最注目の補助金「新事業進出補助金」ではHPの作成ができる場合があります。また、LPやチラシ作成などの取り組みも対象にります。補助金を活用して事業開始時の集客を成功させましょう!
ただし、補助金にはこまかな要件があります。なので、事前にしっかりと計画を立て準備を行う必要があります。また、補助金制度は基本的に自己資金で支払いをした後に支給されます。そのため、自己資金についても用意しておくことがポイントです!
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。