
補助金申請の第一歩は「GビズID」から。知らないと損する基本と実務ポイント
ズバリ言います。
会社で補助金(補助事業)をオンライン申請する場合、GビズID(特にプライムID)は、ほぼ必須と考えてください。
とはいえ、初めて聞く方にとっては、
「GビズID?」「アカウント?」「電子申請?」と、横文字だらけで難しく感じますよね。
ご安心ください。この記事では、できるだけむずかしい言葉を使わずに、
「GビズIDとは何か」から「補助金申請で実際に何をするのか」まで、順番に、かみ砕いて解説していきます。
1. GビズIDとは?(かんたんに言うと“行政サービスの共通ログイン”)
GビズIDとは、国の行政サービスをオンラインで利用するための共通アカウントです。
イメージとしては、
「国の手続きをネットで行うための“共通のカギ”」と思っていただくと分かりやすいでしょう。
補助金の申請だけでなく、各種届出や報告など、今後ますます増える電子手続きで使われていきます。
GビズIDでできること
- 行政のポータルサイトへログインできる
- 補助金のオンライン申請ができる(※IDの種類による)
- 会社のメンバーを登録し、申請作業を分担・管理できる
- 採択後の報告や追加提出などの手続きにも利用される
種類:エントリーIDとプライムID(補助金なら多くはプライム)
- エントリーID:比較的かんたんに作成できますが、使える手続きが限定的
- プライムID:本人確認を行い、審査を経て発行される本格版。補助金申請ではこちらが求められるケースが大半
「補助金に申請する予定がある」という状況であれば、
最初からプライムIDを前提に考えるのが、遠回りしないコツです。
2. なぜ補助金申請にGビズIDが必要なのか?
理由はとてもシンプルです。
補助金申請は、すでに電子化(DX化)が進んでおり、
申請システムそのものが「GビズIDでログインして使う」設計になっていることが多いからです。
しかも、補助金は「申請して終わり」ではありません。
補助金の一般的な流れ
- 公募を確認
- 申請書の作成・提出
- 採択後:交付申請
- 事業の実施
- 実績報告・精算
この一連の流れの中で、何度もログインが必要になります。
つまりGビズIDは、
補助金申請の「入口」であり、その後も使い続ける“共通パスポート”という位置づけなのです。
3. GビズID(プライム)の取得方法:手順と必要なもの
ここが一番つまずきやすいポイントです。
ポイントはズバリ、次の2つ。
「時間がかかる」「不備が出やすい」
事前に知っておくだけで、ムダな差し戻しを防げます。
取得の大まかな流れ
- 公式サイトから手続き開始
- メールアドレス登録 → 案内メール受信
- 法人情報・代表者情報などを入力
- 本人確認書類の準備
- 申請完了 → 審査 → 発行
かかる時間の目安
2〜3週間程度かかるケースが一般的です。
補助金には必ず「締切」があります。
締切直前に慌てないためにも、逆算して早めに動くことが大切です。
必要書類のイメージ
- 代表者の本人確認書類
- 会社情報を確認できる資料
- 印鑑証明書、押印が必要な場面
- 場合によっては郵送対応
注意点として、
記載ミス・押印漏れ・添付不足があると、差し戻しになり、発行が大幅に遅れます。
よくあるつまずきポイント
- メールアドレスの入力ミスで案内が届かない
- 入力内容と書類の表記が一致していない
- 法人名・代表者名・住所の表記ゆれ
- 担当者交代でログイン情報が分からなくなる
4. 実際に補助金申請でどう使うのか?
GビズIDを取得したら、補助金の申請ポータルにGビズIDでログインします。
申請の一般的な流れ
- ポータルにログイン
- 対象の補助金を選択
- 申請書の入力(事業計画・財務情報など)
- 必要書類をアップロードして提出
- マイページで進捗管理・追加対応
2段階認証について
ログイン時に、
アプリ・SMS認証やメールワンタイムパスワードが求められることがあります。
スマホの受信設定によっては届かないこともあるため、
事前にテストしておくと安心です。
社内メンバーでの運用
補助金は、社長ひとりで抱える必要はありません。
GビズIDでは、担当者を登録し、
社内で役割分担しながら進めることも可能です。
ただし、権限設定を誤ると「提出できない」といったトラブルも起きがち。
事前にルールを決めておくことがポイントです。
5. よくある質問(FAQ)
Q1:取得にはどれくらい時間がかかりますか?
A:目安は2〜3週間。不備があるとさらに延びます。
Q2:エントリーとプライムの違いは?
A:補助金申請ではプライムIDが必要になることが多いです。
Q3:電子申請が苦手でも大丈夫?
A:大丈夫ですが、つまずきやすいポイントが多いのも事実。早めの準備がおすすめです。
6. まとめ:GビズIDは補助金申請の「最初の関門」
- 補助金申請はオンライン化が進み、GビズIDが必須になっている
- 特にプライムIDは取得に時間がかかる
- 申請後の報告や精算でも継続して使用する
- 不備・差し戻しを防ぐには事前準備が重要
【無料相談のご案内】
弊社では、元補助金審査員の三浦を中心とした各種専門家チームが補助金支援を行っております。このケースは補助金の対象になるのか?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。


























