埼玉県の中小企業者様に朗報です!この記事を読むと、資金繰りがぐっと楽になるかもしれません!ここでは、埼玉県の企業パワーアップ資金について、分かりやすくご説明します。この制度は金融機関と連携して経営改善計画を策定し、企業再生に取り組む方向けのもので、複数の借入金を一本化することが可能です。
本制度の特徴
金融機関と連携して経営改善計画を策定し、企業再生に取り組む方向けの制度です。
県制度融資以外の保証制度も含め、複数の借入金の一本化を図ることが可能です。
融資対象者の要件
次の全てに該当する方。
- 申込みの日以前1年以上引き続き県内に事業所を有し、同一事業を営んでいる(県外から移転し、申込日において県内のみに事業所を有している場合については、県外での実績を含めて1年以上引き続き同一事業を営んでいる)
- 県内で事業を営み、次の1~4のいずれかに該当する
- 経営サポート会議を経て経営改善計画(以下「計画」)を策定した
- 埼玉県中小企業活性化協議会、(株)地域経済活性化支援機構または(株)整理回収機構の支援を受け計画を策定した
- 2期連続経常赤字または債務超過で、金融機関と連携し計画を策定した
- 2期連続実質赤字または実質債務超過で、金融機関と連携し計画を策定した
- 金融機関からの支援が得られており、今後も継続支援が確実である
- 経営改善計画の実行が確実であり、返済の確実性が認められる
- 企業の再生に強い意志を持っている
融資条件
資金使途: 運転資金・設備資金
借換対象: 協会制度・埼玉県制度融資・市町村制度融資
融資限度額: 2億8,000万円
期間: 1年超10年以内(据置12か月以内)
融資利率: 金融機関所定利率
返済方法: 元金均等月賦返済
担保: 必要に応じ
連帯保証人: 必要となる場合がある
信用保証料率
一般保証: 年0.45%~1.59%以内
セーフティネット保証利用時: 年0.68~0.80%以内
危機関連保証利用時: 年0.80%以内
必要書類
保証申込書類(県制度融資申込書類を含む)に加え、以下の書類
- 県所定の経営改善計画書(企業パワーアップ資金)
- 認定書(セーフティネット保証または危機関連保証利用時)
責任共有
責任共有対象: セーフティネット保証利用時
- 1~4・6号:責任共有対象外
- 5・7・8号:責任共有対象
危機関連保証利用時: 責任共有対象外
留意事項
取扱金融機関における埼玉県所定のモニタリング報告に係る責務があります。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago元日本政策金融公庫支店長
社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)
V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。