中小企業のための十和田市融資制度
十和田市では、市内中小企業者の金融の円滑化を図るため、各種融資制度を設けています。本制度は、市が貸付原資の一部を預託することにより、取扱金融機関の資金調達コストを引き下げ、低利の融資を実現しています。事業に必要な運転資金や設備資金にどうぞご利用ください。
十和田市融資制度
■簡易小口資金
対象: 市内に住所又は事業所を有し、経営の安定のために資金を必要とする中小企業者
- 貸付限度額: 2,000万円
- 使途: 運転、設備
- 貸付期間(措置可能期間): 10年以内 (運転6月、設備1年以内)
- 貸付利率: 2.1％以内
- 保証料補給額: 全額 (保証料は原則0.45～1.90％)
■活性化資金
対象: 市内に住所又は事業所を有し、経営の安定と事業の活性化のために資金を必要とする中小企業者
- 貸付限度額: 2,000万円
- 使途: 運転、設備
- 貸付期間(措置可能期間): 10年以内 (運転6月、設備1年以内)
- 貸付利率: 2.1％以内※
- 保証料補給額: 1/2 (保証料は原則0.45～1.90％)
※設備資金に限り、旧中心市街地活性化基本計画区域内で事業を行う場合は、3年間全額補給する。
■長期経営安定資金
対象: 市内に住所又は事業所を有し、次のいずれかに該当する中小企業者
- ①不況等の影響により経営に支障をきたしている者
- ②経営基盤の改善や強化のため、資金を必要とする者
- 貸付限度額: 1,000万円
- 使途: 運転、運転・設備
- 貸付期間(措置可能期間): 10年以内 (運転6月、設備1年以内)
- 貸付利率: 2.6％以内
- 保証料補給額: 全額 (保証料は原則0.45～1.90％)
■振興資金
対象: 次のいずれかに該当する者
- ①市内に事業所を有する組合及びその組合に加入している中小企業者
- ②市外に事務所を有する組合に加入し、市内に事業所を有する中小企業者
- 貸付限度額: 3,000万円※
- 使途: 運転、設備
- 貸付期間(措置可能期間): 運転8年以内(6か月以内)、設備10年以内(1年以内)
- 貸付利率: 取扱金融機関所定利率
※組合の転貸資金は1組合当たり3,000万円、共同設備資金は1組合当たり1億円
青森県融資制度
■創業(「青森新時代」への架け橋資金)
対象: 市内で新たに事業を開始しようとする者、又は市内で事業を開始して5年に満たない者で、市内に住所又は事業所を有する中小企業者
- 貸付限度額: 1,000万円
- 使途: 運転、設備
- 貸付期間(措置可能期間): 運転10年以内(2年以内)、設備15年以内(3年以内)
- 貸付利率: 1.1％
- 保証料補給額: 県による保証料の補給後の保証料全額
■空き店舗活用チャレンジ融資(「青森新時代」への架け橋資金）
対象: 地域商店街等の活性化への取組として市の認定を受けた市内の商店街等の空き店舗において開業する者で、市内に住所又は事業所を有する中小企業者
- 貸付限度額: 1億円
- 使途: 運転、設備
- 貸付期間(措置可能期間): 運転10年以内(2年以内)、設備15年以内(3年以内)
- 貸付利率: 1.1％※
- 保証料補給額: 1/2 (保証料は原則0.45～1.90％)
※旧中心市街地活性化基本計画区域内については、5年間全額補給する。
■特別枠②DX推進・生産性向上融資(「青森新時代」への架け橋資金）
対象: DXを推進する取組・生産性向上を図る事業を実施する者で、市内に住所又は事業所を有する中小企業者
■特別枠⑥物流の2024年問題の解決融資(「青森新時代」への架け橋資金）
対象: 物流の2024年問題の解決に取り組む者で、市内に住所又は事業所を有する中小企業者
- 貸付限度額: 1,000万円
- 使途: 運転、設備
- 貸付期間(措置可能期間): 運転10年以内(2年以内)、設備15年以内(3年以内)
- 貸付利率: 1.1％
- 保証料補給額: 県による保証料の補給後の保証料全額
※経営安定化サポート資金【災害枠】における信用保証料補給制度については、令和5年度末をもって廃止しました。
小規模事業者経営改善資金(マル経)
対象: 日本政策金融公庫の貸付対象業種で、経営改善を行う小規模事業者 (商工会議所会頭の推薦が必要)
- 貸付限度額: 2,000万円 (1,500万円以上は一定の要件あり)
- 使途: 運転、設備
- 貸付期間(措置可能期間): 運転7年以内(1年以内)、設備10年以内(2年以内)
- 貸付利率: 1.25％※
※利子の補給について、①利率が1.0％以上の場合は計1.0％（商工会議所及び市で0.5％ずつ）、②1.0％未満の場合は、利子額の全額（商工会議所及び市で利子額の1/2ずつ）を1年間補給する。
取扱金融機関
- 青森銀行
- みちのく銀行
- 青い森信用金庫
- 青森県信用組合
- 商工組合中央金庫
- 秋田銀行
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この記事を書いた人
小峰精公／Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫／Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫（旧国民金融公庫）に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。
