
川崎市中小企業融資制度について
中小企業の皆様、経営の安定を図るための融資制度をご紹介します。最近の売上の減少にお悩みの方にとって、心強いサポートとなることでしょう。ぜひ、詳細をご確認ください。
融資対象
以下のいずれかに該当する、川崎市内に事業所を置く中小企業者等が対象です。
- 最近3か月間又は6か月間の月平均売上高、平均売上総利益、平均売上総利益率、平均営業利益及び平均営業利益率のいずれかが、前年又は前々年の同期と比べて減少している中小企業者等
- 主要な取引先からの最近3か月間又は6か月間の月平均受注額が、前年又は前々年の同期と比べて減少している中小企業者等
- 為替変動の影響により、最近3か月間又は6か月間の月平均売上高が前年又は前々年の同期と比べて10%以上減少している中小企業者等、若しくは、平均売上総利益(率)及び平均営業利益(率)のいずれかが、前年又は前々年の同期と比べて5%以上減少している中小企業者等
- 取引先の支払い条件が変わり、資金繰りが困難になっている中小企業者等
- 中小企業信用保険法第2条第5項第5号の認定を受けた中小企業者等
資金使途
この融資制度は、運転資金及び設備資金に利用できます。
融資限度額と利率
融資限度額は3,000万円、融資利率は年1.5%以内です。特定の条件を満たす場合は、年1.4%以内となります。
融資期間と返済方法
融資期間は、運転資金・設備資金共に5年以内(うち据置期間1年以内)です。返済方法は、割賦返済または一括返済(融資期間1年以内の運転資金に限る)となります。
連帯保証人と担保
原則として、法人は代表者による連帯保証が必要ですが、個人事業主は不要です。担保は場合により必要となります。
必要書類
申込には、以下の書類が必要です。
- 信用保証委託申込書等(川崎市信用保証協会所定様式)
- 確定申告書の写し(個人事業主の場合)又は決算書の写し(法人の場合)
- 住民票(個人事業主の場合)
- 履歴事項全部証明書(法人の場合)
- 住民税の納税証明書
- 印鑑証明書
- 許認可証の写し(必要な業種の場合)
- 見積書(設備資金を利用する場合)
- 事業報告書等(NPO法人の場合)
まとめ
この融資制度は、経営の安定を図るための大きな助けとなります。ぜひ、条件に合う方はご検討ください。あなたのビジネスの未来を明るくするために、今すぐ行動を起こしましょう!
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523

この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。