税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです

コラム

投資と融資、どっちが正解?起業家のための資金戦略講座

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

投資と融資は何が違う?起業家が知っておくべきそれぞれの特徴と使い方を、専門家がわかりやすく解説。投資と融資の違いを徹底解説!起業家が知るべき資金調達の基本

ズバリ言います。起業家にとって、資金調達の選択肢として代表的なのが「投資」と「融資」です。この2つ、似ているようで全く違います。目的、返済義務、経営への影響、審査の視点、リスクのあり方──どれを取っても大きく異なります。

この記事では、起業支援に長年携わってきた私、中野裕哲が、実務経験に基づいて「投資」と「融資」の違いと、それぞれの活用方法についてわかりやすく解説します。

そもそも資金調達とは何か?

事業を始めるにも、成長させるにも、お金は必要です。そのお金をどうやって集めるかが「資金調達」。調達手段の代表が「融資」と「投資」です。この2つを正しく理解することが、あなたの事業の命運を分けることになります。

「融資」とは?──お金を借りるという選択

融資とは、「借金」です。借りたお金は、利息をつけて返済する義務があります。貸してくれる相手は、銀行や日本政策金融公庫、信用金庫、ビジネスローン会社など。個人でも法人でも申し込み可能です。

  • 返済義務:あり
  • 利息:発生する
  • 経営権:影響なし
  • 信用審査:重視される(返済能力が問われます)
  • 資金使途:明確に問われる

「投資」とは?──未来の成長に賭けてもらう選択

投資とは、返済義務のない資金提供です。資金を出す側(投資家)は、その企業の株式や持分を得ることで、将来の利益に対する「見返り」を期待します。つまり「信じて託す」という性質の強い資金調達方法です。

  • 返済義務:なし
  • 利息:発生しないが、リターンは求められる
  • 経営権:影響あり(株主として経営に口を出される場合も)
  • 将来性:ビジネスモデルや市場規模などが評価される
  • 資金使途:柔軟(ただし説明責任あり)

どちらを選ぶべきか?状況別のポイント

創業初期の場合

初期は、融資(特に日本政策金融公庫の創業融資)が向いています。実績が少ない段階では、投資家からの出資を受けるのはハードルが高いのが実情です。

急成長を目指すベンチャー企業の場合

成長スピードを重視するなら、投資が有効です。ベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家からの出資により、ドンと資金を入れて一気に加速するモデルです。

赤字だが将来性のある事業の場合

赤字決算でも、魅力あるビジネスモデルであれば投資は受けやすい。融資は返済能力を重視するため、赤字では難しい傾向にあります。

資金使途が決まっている場合

設備投資、人材採用など、使い道が明確であれば、融資が向いています。計画をしっかり立てて臨めば、融資は比較的通りやすいです。

投資と融資、それぞれの注意点

投資の注意点

  • 経営権の分散:意思決定がスムーズにいかなくなる可能性がある
  • 株主対応:報告・説明責任が発生する
  • EXIT戦略:投資家は回収のタイミングを常に見ている

融資の注意点

  • 返済プレッシャー:月々の返済がキャッシュフローを圧迫
  • 担保・保証:不動産担保や代表者保証が必要なことも
  • 金融機関対応:提出書類が多く、事務手続きが煩雑

まとめ:あなたのビジネスに最適なのはどちら?

投資と融資、それぞれにメリットとデメリットがあります。重要なのは、あなたの「目的」「事業ステージ」「ビジョン」に合った手段を選ぶこと。どちらが優れているかではなく、「どちらが今の自分に合っているか」が判断基準です。

迷ったときは、専門家に相談することが一番の近道です。あなたの状況を正確に整理し、最適な資金調達プランをご提案いたします。

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

関連記事

爆アゲ税理士の起業経営チャンネル

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
V-Spirits総合研究所株式会社
インボイス・電子帳簿保存法 Q&A
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
V-Spiritsグループ Instagram
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX