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コラム

代表者印とは?起業したばかりの社長が必ず押さえるべき“会社の顔”

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代表者印とは?起業したばかりの社長が必ず押さえるべき“会社の顔”

こんにちは!起業間もない30代の男性実業家の方へ向けて、今回は「代表者印」について、わかりやすく、そしてちょっと実務的に掘り下げていきます。

ズバリ言います。代表者印は、あなたの会社の“顔”であり、“権限”を証明する大切な印鑑です。

銀行口座の開設、契約書の締結、登記手続き…何かと「ハンコ」が必要になる場面で「どの印鑑を使うのか」を知っていることが、信頼される経営者への第一歩になりますよ!


目次

  1. 代表者印とは?役割と基本を知ろう
  2. 法人印鑑の種類とその違い
  3. 代表者印の作り方・選び方・注意点
  4. 使用シーン別:どの印鑑を使う?
  5. 印鑑登録と印鑑証明書の仕組み
  6. FAQ(よくある質問)
  7. まとめと次の一歩

1. 代表者印とは?役割と基本を知ろう

「代表者印」とは、法人(会社)の代表者が公式に使用するための印鑑で、法務局に登録して証明される唯一の印鑑です。

この印鑑を押した書類は、「会社としての正式な意思表示」として扱われます。

たとえば、次のような書類に押されます:

  • 登記申請書
  • 融資契約書
  • 公的な契約書

この印があれば、会社として責任ある意思決定を行った証拠になるんですね。


2. 法人印鑑の種類とその違い

法人用の印鑑は、いくつか種類があります。ここで混乱しがちなので、整理しておきましょう。

種類 役割
代表者印 法務局登録済み。正式な契約等で使用
銀行印 銀行口座開設や金融機関の届出に使用
角印(社印) 見積書・請求書などの社外書類に使用

3. 代表者印の作り方・選び方・注意点

● 作り方のステップ:

  1. 法人名が確定したら、印鑑専門店やオンラインで「法人印セット」を注文
  2. 登記申請時にその代表者印を使用して、法務局に登録
  3. 登録後、「印鑑カード」が発行され、印鑑証明書が取得可能になります

● 選び方のポイント:

  • 材質は「チタン」や「柘植」など耐久性の高い素材がおすすめ
  • フルネームで作るのが一般的(会社名+代表者名)
  • 印影はかぶらないよう、独自性が大事

4. 使用シーン別:どの印鑑を使う?

シーン 使用する印鑑
登記・契約 代表者印
銀行口座の開設 銀行印
見積書・請求書・領収書 角印

「とりあえず代表者印だけあればOK?」という方もいますが、シーンに応じて使い分けることで、信頼感・業務効率が格段にUPします。


5. 印鑑登録と印鑑証明書の仕組み

登記時に登録された「代表者印」は、法務局で印鑑証明書とひも付きます。

つまり、印鑑証明書を添付する=この書類は正規の手続きです、という証明になるんですね。

たとえば:

  • 金融機関との融資契約
  • 不動産登記(事務所や倉庫の購入)

などでは、印鑑証明書が必須になります。

そして印鑑証明書を取得するには、「印鑑カード」が必要になりますので、これも大切に保管を!


6. FAQ(よくある質問)

Q1. 代表者印って複数作ってもいいの? → OKですが、「登録用の印鑑」は必ず1つに統一しましょう。複数所持はリスク管理が必要です。


Q2. 起業直後、代表者印だけで足りますか? → 最低限OKですが、銀行印・角印との使い分けをすることで、実務がスムーズになります。


Q3. 印鑑証明書は誰でも取れますか? → 登録した会社の「印鑑カード」を持っている人のみ取得可能です。


Q4. 電子契約が増えてきて、ハンコは不要では? → 確かに電子契約も広がっていますが、まだまだ公的手続き・金融関連では印鑑が必須な場面が多いです。


Q5. 自分の個人印鑑とは別にすべき? → はい。代表者印は会社のものであり、個人の認印や実印と混同しないことが大切です。


7. まとめと次の一歩

いかがでしたか?代表者印の重要性、少しイメージできてきたでしょうか?

会社設立と同時に発行される“唯一無二の印鑑”が代表者印です。

だからこそ、「何に使うのか」「どう保管するのか」まで理解しておくことが、これからの経営の大きな安心材料になるんですね。

これからビジネスを加速させていくあなたにとって、会社の信用を高める第一歩として、印鑑管理もぜひ大切にしていってくださいね。

何か迷ったら、お気軽にご相談ください。あなたの事業の“屋台骨”を支えるアドバイスを、いつでもお届けします!

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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