チャレンジサポート資金(限度額4,000万円)
新たなビジネスの立ち上げを考えている中小企業の皆様へ、チャレンジサポート資金のご紹介です。この融資制度は、経営の多角化や転業を目指す企業にとって、心強いサポートとなります。限度額は4,000万円で、返済期間は最大9年。新しい挑戦を後押しするこの制度をぜひご活用ください。
1. 融資制度の概要
- 借入限度額: 4,000万円
- 返済期間: 9年以内(据置12か月含む)
- 資金使途: 運転資金、設備資金
- 貸付金利: 2.1%
- 本人負担信用保証料: なし(区が全額補助)
- 本人負担利子: 1年目:無利子(区が全額補助)、2年目以降:0.5%(区が1.6%補助)
2. ご利用できる方
この融資を利用できるのは、以下の条件を満たす中小企業者の方です。
- 区内に住所または主たる事業所があること
- 区内で引き続き1年以上同一事業を営んでいること
- 所得税(法人にあっては法人税)の申告をし、完納していること
- 特別区民税・都民税を完納していること
- 東京信用保証協会の保証対象業種を営んでいること
- 許認可の必要な業種を営んでいる場合、その許認可を受けていること
- 資金の目的が事業多角化・転業等の新規事業の立ち上げに要する経費であること
- 新規事業について、売上または収益の持続的な増加・改善が見込まれること
- 新規事業計画の内容について、経済課所定の事業計画書を作成し、江東区経営相談員の審査を完了していること
- 融資を受けた後、江東区経営相談員の経営指導を受けること
3. 融資ご利用時の詳細条件について
融資の利用に際しては、事業計画書が必要です。以下の条件を満たす必要があります。
- 新規事業と既存事業の日本標準産業分類に基づく細分類が異なること
- 新規事業は営業利益面で既存事業と区別できること
- 新規事業のみで、事業開始3年目までに営業利益黒字が見込まれること
4. 資金使途の詳細条件について
新規事業に関する運転資金および設備資金が融資対象となります。以下の点にご注意ください。
- 融資資金は新規事業への資金使途が対象で、既存事業への流用は対象外です。
- 運転資金は新事業の立ち上げ及び売上計上までに要する外注費、原材料費、広告費、人件費等が対象です。
- 設備資金は新事業の立ち上げに必要な設備経費が対象であり、投資的な土地購入費等は対象外です。
5. 融資実行までの流れ
融資を希望する場合は、江東区経営相談を予約してください。初回の経営相談時に要件を確認し、要件を満たす場合はその後経営相談を継続し、事業計画書の審査を行います。
- 事業計画書を経営相談員の支援を受けて作成し、審査を受ける。
- 申込予定の金融機関に融資の相談を行う。
- 審査終了後、必要書類を添えて融資申込を行う。
- 提出書類受領後、区は融資の紹介書を交付。
- 融資の紹介書を受領後、金融機関に融資の申込を行う。
- 融資を受けた後、経営相談員の経営指導を受ける。
新たな挑戦を支えるチャレンジサポート資金。この制度を利用して、あなたのビジネスを次のステージへと進めてみませんか?ぜひこの機会をお見逃しなく!
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。