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コラム

「ブラックリスト入りってどういうこと?」─その正体、専門家がズバリ解説します

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「私、もしかしてブラックリストに載ってるんでしょうか…?」

創業融資のご相談を受けていると、こんなご質問をよくいただきます。

テレビやネットでよく耳にする“ブラックリスト”という言葉。

なんとなく怖そうですよね。

でも、実はこれ、法律上・制度上の正式な名称ではないんです。

では、“ブラックリスト”とは一体何を指しているのでしょうか?
今回は、その仕組みや誤解されがちなポイントを、わかりやすく丁寧に解説いたします。


ブラックリストとは、信用情報に「事故情報」が載っている状態

まずはっきりさせておきましょう。

ブラックリスト=信用情報機関に「事故情報(ネガティブ情報)」が登録されている状態を、

俗にそう呼んでいるにすぎません。

つまり、「どこかに“ブラックリスト”というリストが存在していて、

そこにあなたの名前が載る」というわけではないのです。

この「事故情報」があると、クレジットカードの審査や住宅ローン、

さらには創業融資などで不利になる可能性があるため、

「ブラックリスト=信用がない人」というイメージが広まってしまったのです。


どんな情報が「事故情報」に該当するの?

具体的に、「事故情報」にはどんなものがあるのでしょうか?主に以下の5つが該当します。

① 長期延滞

ローンやクレジットの返済を、61日以上または3か月以上遅延しているケース。

② 債務整理

任意整理・個人再生・自己破産など、借金の整理手続きを行った場合。

③ 保証履行

保証会社が代位弁済をした、つまりあなたに代わって支払いを行った場合。

④ 強制解約

クレジットカードが利用停止・契約解除になったケース(延滞などが原因)。

⑤ 携帯電話の分割払いの未納

「スマホ料金を滞納しただけ」と思われがちですが、

端末代が分割払いの場合、実は“ローン”扱いになるため、

未納すると事故情報になります。

これらの情報は、CICやJICCなどの信用情報機関に記録され、

完済後も5年程度は残るのが一般的です。


「ブラックリスト入り=一生ダメ」ではない!

ここで強調したいのは、

信用情報に傷がついたからといって、人生が終わるわけではないということ。

確かに、事故情報がある期間は、以下のような不利益を被ることがあります。

  • クレジットカードの新規申し込みができない

  • ローンの審査に通りにくい

  • 公庫の創業融資の審査が厳しくなる

しかし、多くの事故情報は5年程度で削除されます。

そして、削除された後は“新たな信用実績”を積み重ねることが可能になります。


自分がブラックかどうか確認するには?

「自分がブラックリストに載っているのか分からない…」という方も多いと思います。

そんな時は、信用情報を“自分で取り寄せて”確認することができます。

信用情報を開示できる主な機関:

  • CIC(株式会社シー・アイ・シー):クレジットカード・携帯端末の分割など

  • JICC(日本信用情報機構):消費者金融、カードローンなど

  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC):銀行のローン・住宅ローンなど

スマホ・郵送・窓口などで申し込みが可能で、

開示手数料は千円程度。
「信用情報の履歴書」とも言えるこの情報を一度確認しておけば、

不安もスッキリします。


創業融資にも関係ある?

はい、ズバリ申し上げますと、公庫の創業融資でも信用情報は参考にされます。

とくに「無担保・無保証」で融資を希望する場合、過去の返済履歴が重視されます。

事故情報があると、「返済能力に不安がある」と見なされてしまうリスクが高まります。

ただし、状況によっては「改善の意思と実績」が評価されることもありますので、

信用情報に不安がある方は、申請前に専門家にご相談されることをおすすめします。


小さな一歩が、未来を変える第一歩に

「ブラックかもしれないから…」と一人で悩まず、まずは現状を知ることが、

再スタートへの近道です。

個人信用情報の読み取り方は難しいです。

ですが、専門家と一緒なら安心して進められます。

あなたの挑戦は、必ず誰かの応援を受けながら前に進めるはずです。

どうか一人で抱え込まず、気軽に声をかけてくださいね。

未来を変えるお手伝い、喜んでさせていただきます!


おわりに──信用は「これから」積み重ねられる

“ブラックリスト”という言葉は、どうしてもネガティブに響きます。

でも、実際には、

  • 情報は永遠に残るわけではない

  • 状況を改善すれば、再びチャンスがある

  • 自分で確認・対処できる手段がある

ということをご理解いただけたのではないでしょうか。

過去に少しつまずいたとしても、未来はいつでもやり直せます。

起業や資金調達という新たな挑戦を、あきらめないでくださいね。

もし「信用情報をどう見ればいいか分からない」

「創業融資に向けて何を準備すべきか知りたい」という方がいらっしゃいましたら、

どうぞお気軽にご相談ください。

あなたの不安を安心に変えるサポートを、全力でいたします!

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