
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
出版を実現する「企画書」の書き方完全ガイド
はじめに
「本を出したい」と思ったとき、多くの人がまず想像するのは出版社への持ち込み。
その入口となるのが企画書です。
しかし実は、すでに一冊出版している著者でも、2冊目以降でも企画書は必須です。
なぜなら編集者が社内会議(出版会議や役員会議)で企画を通すために、著者の代わりに企画書を提出するからです。
今回は、6回シリーズの第4回として、
出版に欠かせない企画書の作り方を解説します。
企画書が必要な理由
出版社で企画が通る流れはこうです。
-
編集者が企画を受け取る(著者から直接、または編集者提案)
-
社内会議にて企画書を元にプレゼン
-
決裁権限者が以下を判断
-
Go(出版決定)
-
条件付きOK(修正後出版)
-
見送り(今回は出版せず)
-
つまり、企画書は「出版の合否を決める会議資料」であり、編集者にとっても武器になります。
企画書の基本構成
どの出版社でもほぼ共通して求められる項目があります。
-
仮タイトル
-
著者が決めるのはあくまで「仮」
-
最終タイトル決定権は出版社(著者の意見は参考程度)
-
-
読者層(ターゲット)
-
誰に向けた本なのかを明確に
-
-
概要(コンセプト)
-
Amazonの商品説明のように短く要点をまとめる
-
-
類書リストと分析
-
同ジャンルの競合本を調査し、「自著の差別化ポイント」を提示
-
-
目次案
-
章立てと各章の簡単な説明
-
-
前書き案
-
読者を引き込むキャッチーな書き出し
-
-
原稿サンプル(1章分)
-
特に盛り上がる章を選び、出版社に文章力と内容を見てもらう
-
著者が決められない2つのこと
出版プロセスでは、著者に決定権がない項目があります。
-
タイトル
→ 販売戦略に基づき出版社が決定 -
カバーデザイン
→ 書店で目立つかどうか、売れるデザインかを優先して出版社が決定
著者は意見を伝えることはできますが、最終判断は出版社側です。
類書分析は「出版の競合分析」
類書リストは、出版社が最も注目する項目です。
書店では同ジャンル本が並ぶ中から選ばれる必要があるため、以下を調べます。
-
タイトルや表紙デザインの傾向
-
章立てや切り口
-
売れ筋のテーマや不足している視点
そして、「既存の類書にはない価値をどう提供するか」を明確に書きます。
これはビジネスでいう競合分析+差別化戦略と同じです。
目次と前書きの役割
-
目次:読者も編集者も「全体像」を把握できる設計図
-
前書き:立ち読みやAmazonの「試し読み」で最初に読まれる重要パート
前書きで「この本を読めば得られる価値」を瞬時に伝えられれば、購買意欲が高まります。
原稿サンプルは“勝負所”を選ぶ
初めての出版社や初出版の場合、1章分のサンプル原稿提出を求められることが多いです。
特に本の核となる章(5章や6章など)を選び、完成度の高い形で見せましょう。
経験豊富な著者であれば省略される場合もあります。
企画書作成のメリット
-
自分の本のコンセプトやターゲットが明確になる
-
出版社や編集者にアプローチしやすくなる
-
完成度が高ければ、そのまま紹介・推薦が可能になる
まとめ
出版を目指すなら、まずは企画書を書いてみることが第一歩です。
形式はWordでもPDFでも構いません。
大切なのは、編集者が会議で戦えるだけの内容を盛り込むことです。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523