ビジネスの特徴
ワイン・バービジネスは、店舗を構えてワインや食事、空間の提供を行なうことで収益を得るビジネスです。厳選されたワインの品揃えと、それに合わせた料理やチーズ、シャルキュトリーの提供により、質の高い味わいと体験を顧客に提供するサービスです。ワインの専門知識を持つスタッフが、お客様の好みや食事に合わせたワインを提案することで、個々の顧客に対するカスタマイズされたサービスを実現します。また、季節ごとに変わるワインリストや限定品の取り扱いによって、常連客にも新鮮な驚きを提供します。ワインバーの雰囲気やデザインも重要な要素であり、落ち着いた空間やおしゃれな内装は、お客様にリラックスした時間を過ごしていただくために不可欠です。
市場トレンド
ワイン・バー店業界のトレンドは以下の通りです。
⑴ソムリエの役割拡大
ワインの専門家であるソムリエは、ワイン選びのアドバイスだけでなく、教育的な役割も担うようになっています。ワイン講座やテイスティングイベントを通じて、消費者にワインの知識を広めることで、より深いワイン体験を提供しています。
⑵ローカルワインの需要増
地域のワイナリーを支援し、地元の経済を促進する動きが広がっています。消費者は地域の特色や物語が反映されたワインを求め、ローカルワインの品質が向上するにつれて、その需要はさらに拡大しています。ワインバーでは、地元産ワインを特集したイベントを開催することで、地域コミュニティと連携を深めることができます。
⑶バーチャルテイスティング
新型コロナウイルスの影響で、実店舗でのテイスティングが難しくなった中、オンラインでのワインテイスティングイベントが流行しています。これにより、自宅にいながら世界中のワインを試すことができ、ワイン愛好家は新たな発見を楽しんでいます。ワインバーもオンラインイベントを通じて顧客と繋がる新たな方法を見つけています。
⑷テクノロジーの活用
AIやデータ分析を活用したワイン推薦サービスが登場し、消費者が自分の好みや以前の選択に基づいてワインを選ぶ手助けをしています。また、ワインバーでは、タブレットメニューやオンライン予約システムを導入することで、顧客体験の向上を図っています。
開業形態
●個人事業主
●法人の設立
許認可
■食品衛生法に基づく許可
保健所に申請し、食品を取り扱う施設としての基準を満たしていることが認められれば、許可が下ります。
■防火対象物使用開始届
店舗を新たに使いはじめるとき、その使用開始日の7日前までに消防署に提出します。厨房の構造や店舗の管理者を通知して、消防法の条件を満たしているかを審査する書類です。
■深夜酒類提供飲食店営業開始届
深夜0時以降にアルコールを提供する際に必要となります。管轄の警察の担当窓口に提出します。
その他にも、業態や提供する商品によって必要な届出や許可が発生します。また、許認可だけでなく、アルコール飲料のつくり方やメニューづくり、店舗運営の知識など、事前に一定レベルの知識やスキルを修得する必要があります。実践で本格的に習得していくことになりますが、競合他社が多い中で開業段階を乗り越えるためには一定レベルの知識やスキルは必須です。先輩経営者から学んだり、セミナー等もあるので参加することをお勧めします。
開業ステップ
開業資金
ワイン・バーとして開業するには、一般的に約900万〜1500万円ほどの資金が必要とされています。設立費用の他にも厨房機器費用、マーケティング費用など様々な費用が発生します。最初は少ない投資で始めて徐々に拡大していく方法もありますので、個々の事情に応じて開業資金を計画することが重要です。
事業計画の作成や面談対策、融資の受け方など、融資に関することなら、弊社の「元日本政策金融公庫支店長の多胡」と「元金融機関融資担当の小峰」を中心とした「実績豊富な融資コンサルタントチーム」が全面的にサポートします。
会社設立
ワイン・バーは、個人事業でも行えますが会社を設立するという選択肢もあります。企業の規模が拡大した場合や取引先との信頼関係を作りたいといって際には、会社を設立することで大きなメリットを得られる可能性があります。では、会社の設立はどのように行うのでしょうか。東京都で会社を設立する場合の具体的なステップをご紹介します。
①申請書類の作成
※申請書類は都庁で購入できます。
②免許申請
※申請書類を都庁の管轄部署に提出します。
③審査
④許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
弊社では、会社設立を考える起業家のみなさんの負担を軽減するため、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格で行っています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
収益モデル
開業にあたっては、ターゲット層などを踏まえて売上の見通しを立てる必要があります。また、マーケティング戦略、営業体制なども細かく作りこむことが重要です。
まずは、弊社の事業計画書フォーマットを参考にして作成してみてください。
以下のリンクからダウンロードできます。
最後に
以上がワイン・バーとして開業する際の全体像になります。
最後まで見てくださったみなさんはこう感じたのではないでしょうか?
ワイン・バー開業ってめんどくさい‼
ワイン・バーを開業するというのは、想像以上に複雑で手間がかかる大仕事です。資金調達というスタートラインに立つことから、事業計画の策定、法的手続きの完了、店舗スペースの選定、そして最も肝心な顧客獲得のためのマーケティング戦略の構築に至るまで、細心の注意を払うべき点が山ほどあります。これらの準備段階に要する時間と労力は多く、成功に至る道は決して平坦なものではありません。ワイン・バー開業を志す者は、これらの現実をしっかりと受け止め、長期に渡る挑戦に耐えられる準備が必要です。
これを聞くと、ワイン・バーでの開業は自分には難しいと感じてしまうかもしれません。
しかしながら‼
弊社には、税理士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、元金融機関の営業担当、補助金コンサルタントといった幅広い専門家が在籍しているため、みなさんの不安を解決することができます。
お客様の今後のビジョンを踏まえて、幅広い視点からご支援いたします。
弊社では無料の相談を行っていますので、開業に関して不安がある方はお気軽にご相談ください。
フリーダイヤル 0120-335-523