ビジネスの特徴
菓子製造業とは、洋菓子や和菓子などの菓子を製造して販売する事業を言います。菓子製造は消費用と贈答用に購入パターンが大きく分けられます。消費用は、購入者自身が食する菓子です。贈答用は根強い人気があります。遠方への贈答需要もあって“日持ち”するものが好まれてきましたが、チルド並びに冷凍技術の向上、輸送体制の整備が進み、本来生菓子として店頭のみで販売されていた商品も贈ることが可能になり、工夫次第で販売数量を伸ばすことも可能です。また、贈答用の菓子は専門店での販売が主な経路でありましたが、フルーツパーラーやホテル・レストランが誘客のために用いる一方、コンビニではコーナーの一角を占めるなど、有力な商品となっています。
市場トレンド
(1)市場規模は横ばい
全国菓子卸商業組合連合会と全日本菓子協会が共同で運営する「e-お菓子ねっと」の平成30年 菓子統計によると、2018年の菓子市場規模は、生産額では2兆4,985億円(対前年比99.9%)、同小売金額は3兆3,909億円(同100.0%)と、ほぼ横ばいでの推移となっています。
(2)健康志向の高まり
全日本菓子協会によると、ヘルシーチョコレートの人気も高まっています。とりわけ、健康に良いとされる高ココアチョコレートの売上が増加しています。同じく、同協会によると、高齢者向けに機能性を重視した健康志向の飴なども好調です。このように最近は、機能性を重視した健康志向の製品の需要が高まっている傾向がみられます。
(3)”素材へのこだわり”の高まり
”素材へのこだわり”から、自らが素材を製造し、販売する事業者もいます。具体的には、チョコレートの原料であるカカオを自ら輸入し、自店で加工・販売する事業者などである。和菓子では、小豆や砂糖といった基本素材を、自ら厳選し餡を製造する例もあります。
(4)異業種からの参入
カフェやコンビニなどの異業種がオリジナル商品を開発し、参入してくる事例も増えており、事業者間の競争は厳しさを増しています。
開業形態
●法人の設立
●個人事業主
許認可
菓子製造販売店の開業には以下の許認可が必要となります。
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食品衛生責任者の設置(保健所指定機関による講習の受講やその受講者の雇用)
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菓子製造許可(保健所)
開業ステップ
① 事業計画の作成
②資金調達
③開業場所の選定
④許認可の取得
⑤広告宣伝・プロモーション
⑥菓子製造販売店開業
開業資金
開業タイプにもよりますが、店舗面積20坪の店舗を出店する場合、店舗賃貸料や什器・備品類などを含めて840万円程度必要になるといわれています。
会社設立
菓子製造販売店は個人でもできますが、会社を設立するという選択肢もあります。では、会社の設立はどのように行うのでしょうか。東京都で会社を設立する場合の具体的なステップをご紹介します。
①申請書類の作成
※申請書類は都庁で購入できます。
②免許申請
※申請書類を都庁の管轄部署に提出します。
③審査
④許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
弊社では、会社設立を考える起業家のみなさんの負担を軽減するため、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格で行っています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
収益モデル
開業する前に、一度事業計画を立ててみることをオススメします。「どのように顧客を獲得していくか」「いかに効率化を図るか」などの戦略を練っておくことが、事業成功のカギになります。
まずは、弊社の事業計画書フォーマットを参考にして計画を作成してみてください!
以下のリンクからダウンロードできます。わからない項目などがあれば、お気軽にご相談ください!
以上が菓子製造販売店で開業する際の全体像になります。
最後まで見てくださったみなさんはこう感じたのではないでしょうか?
菓子製造販売店の開業って手間がかかる‼
事業計画書の作成や資金の調達、設備等の導入など、開業準備の時点でやるべきことがたくさんあります。
また、競合他社との差別化を図るために、マーケティング活動に力を入れたり、サービスの内容を工夫する必要があります。
ここまで聞くと菓子製造販売店での開業は自分には難しいと感じてしまうかもしれません。
しかしながら‼
弊社には、税理士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、元金融機関の営業担当、補助金コンサルタントといった幅広い専門家が在籍しているため、みなさんの不安を解決することができます。
お客様の今後のビジョンを踏まえて、幅広い視点からご支援いたします。
弊社では無料の相談を行っていますので、開業に関して不安がある方はお気軽にご相談ください。
フリーダイヤル 0120-335-523