
【一年後に起業したい企業役員へ】融資の金利って結局なに?詳しく分かる「創業融資」の金利の話
はじめに
こんにちは、起業コンサルタント(R)、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP®の中野裕哲です。
「融資の金利って、どれくらいが通常なの?」
「どこから借りると安いの?」
「日本政策金融公庫の創業融資って、金利はいくらなの?」
この質問、創業相談の現場でも本当によくいただきます。
とくに、
「平日は会社員として働いていて、一年後に起業を目指してコツコツ貯金中」
という方にとっては、融資の金利を知ることは、貯金計画や資金計画に直結する、とても大事な視点です。
融資金利の基礎知識
融資金利はどう決まる?
融資における金利は、基本的に「貸し手」が決めます。
貸し手とは、金融機関のことですね。
たとえば、金利が「2.5%」と決まっている場合、これは年利2.5%の利息を支払う、という意味になります。
この金利は、次のような要素によって変わります。
- 融資の種類
- 借りる金額
- 返済期間
- 審査の結果
- その時代の金利動向
つまり、「誰でも必ず同じ金利」というわけではなく、条件次第で上下するものなのです。
さらに注目したいポイント
制度による金利優遇
地方自治体と連携した新規開業支援や、
商店街活性化・地域産業振興などの施策に合致した場合、
特別な金利優遇を受けられるケースもあります。
たとえば、
- 商店街への出店
- 特定エリアでの創業
- 地域雇用を生む事業
といった条件に当てはまると、通常より低い金利で融資を受けられることもあります。
店舗開業の場所や開業時期によって優遇内容が変わることも多いため、
一度、地方自治体の商店街振興課や産業振興課などに問い合わせてみるのもおすすめです。
おわりに
「融資の金利」は、
審査手数料や保証料、その他の諸費用とあわせて、
トータルで考えることが大切です。
また、金利の低さだけを追い求めるのではなく、
自分の事業にとって本当に最適な融資先はどこなのか
という視点を忘れないでください。
起業において、融資は「お金を借りること」そのものが目的ではありません。
あくまで本質は、
「事業を成立させ、継続させること」です。
金利も大事。
しかし、最も大事なのは「想いを形にする」こと。
その想いをしっかり支えられるよう、
あなたにとって最適な融資選びを、これからもサポートしていきますね。
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起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























