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コラム

「起業前に知っておきたい!CICとPマークの基礎知識」

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起業準備中のあなたへ。CICのPマークとプライバシーマーク、知らなきゃ損する意外な落とし穴とは?


はじめに:起業は「準備」がすべて

起業というのは夢の実現への第一歩。会社員という「守られた環境」から一歩外に出て、自らの力で道を切り拓こうという勇気ある挑戦です。

でもズバリ言います。起業とは、自己責任の世界。信用こそが命です。

ところが起業前に意外と見落とされがちな「信用情報」と「情報管理体制」。この2つが、あなたのビジネスのスタートを左右するカギなのです。

今回は「CICのPマーク」と「プライバシーマーク(Pマーク)」について、起業前にぜひ知っておきたい基礎知識と実務的な影響を、実際の支援経験を交えてわかりやすくご紹介します。


第1章:CICのPマークって何?起業準備で注意すべき信用情報の正体

「Pマーク」と聞いて思い浮かぶのは、情報保護の「プライバシーマーク」かもしれませんね。でも、CIC(株式会社シー・アイ・シー)の信用情報に出てくる「P」も、まったく別の意味で要注意のサインなのです。

1-1 「P」は「部分的に支払った」の意味

CICは、クレジットカードやローンの支払い状況などを記録する信用情報機関。金融機関は融資審査の際に、ここであなたの過去の支払い履歴をチェックします。

その中に「P」という記号があるとどうなるか。

これは、「請求金額の一部しか支払っていない」という意味です。

1回でも「P」が付くと、「支払い能力に不安がある」と判断され、起業時の融資審査で不利になる可能性があります。

1-2 起業前に自分の信用情報をチェックしよう

「そんなの知らなかった…」という声は多く聞きます。

だからこそ、起業を考えたら、まずはご自身の信用情報を開示してみましょう。数百円の手数料で、自分の信用情報が確認できます。

問題があれば、今からでも改善可能。支払い遅延をなくし、安定した取引履歴を積み上げていきましょう。


第2章:プライバシーマークって何?取得のメリットと実務的な意味

さて、もう一つの「Pマーク」についてもお話ししておきましょう。

こちらはよく知られている「プライバシーマーク(Pマーク)」。

これは企業が個人情報をきちんと管理していることを第三者が認証する制度で、主に企業間取引での信頼構築に役立ちます。

2-1 起業初期でPマークが必要なケースとは?

以下のような業種で起業を考えている方は、注意が必要です。

  • 顧客の個人情報を取り扱うWebサービス

  • 顧客リストを扱うマーケティング会社

  • 取引先が大企業や行政機関で、Pマーク取得が要件の場合

このような場合、「Pマークがないと契約できない」「入札に参加できない」といったハードルに直面することもあります。


第3章:信用と信頼が起業の土台。あなたの「信用力」は大丈夫?

ここまでの話をまとめると、こうなります。

  • CICの「Pマーク」はマイナス評価のサイン → 起業前に信用をチェック

  • プライバシーマークの「Pマーク」は信頼の証 → 対外的な信用構築に有効

同じ「Pマーク」でも、意味も影響もまったく異なるのです。

起業は「信用の土台の上に立つもの」。優れた商品・サービスがあっても、信用がなければ誰も振り向いてくれません。


FAQ(よくある質問)

Q1:CICの情報に問題があったら、起業できないのですか?

そんなことはありません。ただし、金融機関からの融資やリース契約、口座開設などで不利になる可能性があります。事前に問題を認識し、改善に努めることが大切です。

Q2:Pマーク取得って、起業してすぐに必要ですか?

業種や取引先によります。すぐに必要ない場合でも、将来的な取得を見据えて情報管理体制の意識を持つことが重要です。

Q3:Pマーク取得は自分でできますか?

可能です。ただし、専門知識が必要で時間もかかります。コンサルタントの活用も一つの選択肢です。


おわりに:起業前こそ「見えない信用」に目を向けよう

起業準備というと、事業アイデアや資金繰りに目が向きがちですが、「信用情報」や「情報保護体制」こそが、事業を支える土台です。

CICの信用情報を正しく把握し、プライバシーマークの意義を理解すること。それがスムーズな取引、融資獲得、顧客信頼へとつながります。

これから起業を目指すみなさん、2つの「Pマーク」について、ぜひ早めに意識を向けてください。

不安なことがあれば、いつでもご相談くださいね。起業という挑戦を、安心して進めていけるよう、全力でサポートします。

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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