
信用金庫の進化:地域と企業の「知恵袋」へとシフトする動きとは
7/13日に日経電子版で以下のような記事がありました。
信金、地域と企業の知恵袋に: 日本経済新聞 (nikkei.com)
私自身も信用金庫業界出身でありますので、このような取り組みをしていました。
実は、外に目を向けると信用金庫のこのような動きを知っている人は多くありません。
今回は、記事を基に簡単に紹介します。
信用金庫はメガバンクや地方銀行に比べて預金や貸出金の規模が小さいが、地元密着を掲げ活動している分顧客との関係は深いです。従前は、信用金庫ごとに独自のビジネスマッチングや専門家派遣等単独で顧客を支援することが主流でした。背景には新規取引先開拓や既存顧客との取引深耕がありました。しかし、新型コロナウイルスや急速に進むSDGsで環境が大きく変化しました。
信用金庫業界も独自で行う企画から信用金庫全体として行う方向にシフトしていますね。
特に、「SDGs」には力を入れており、城南信用金庫が先頭に立ち活動をしています。
中小零細企業では「SDGs」にまでリソースを費やす人員確保が難しい状況であるケースが多いので信用金庫を上手に活用していくといいと思います。
よりこれから信用金庫は地元ファーストの動きになってくるでしょう。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago 元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役 同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。