
【最新版】資本性劣後ローンとは?制度の特徴と2025年以降の見直し内容を徹底解説
資本性劣後ローンは、中小企業やスタートアップの成長を後押しする資金調達手段として注目されています。本記事では、その仕組みと、2025年以降の見直し予定をわかりやすく解説します。
目次
資本性劣後ローンとは?
資本性劣後ローンとは、中小企業向けの“自己資本とみなされる融資”です。会計上は負債ですが、金融機関の評価上は自己資本と見なされるため、財務基盤の強化につながります。
資本性劣後ローンの主な特徴
① 期日一括返済
元本は最終期に一括で返済。それまでの期間は利息のみの支払いでOK。資金繰りに余裕を持てます。
② 業績連動型の金利
会社の利益が出ているときは金利が高め、赤字や業績が低調なときは低金利になる「柔軟性のある金利体系」です。
③ 擬似出資性(疑似自己資本)
形式は融資でも、金融機関からは自己資本として評価されます。自己資本比率が改善され、融資を受けやすくなる可能性が高まります。
2025年以降の見直し要点(2024年補正予算案より)
2024年の補正予算案では、以下のような改正が見込まれています。
1. 対象企業の拡大
- 成長志向の中小企業
- 省力化投資・自動化に取り組む企業
2. 金利の引き下げ
創業間もない企業や業績が安定していない企業でも利用しやすくなるよう、金利の緩和が進められます。
3. 貸付限度額の引き上げ
これまでの融資上限よりも大きな金額が借りられるようになる見通しです。これにより、大規模な成長投資にも対応できます。
4. その他制度見直し
手続きの簡素化や、申請条件の緩和なども併せて進められる予定です。
資本性劣後ローンを活用するために今すべきこと
■ 成長戦略の明確化
融資を受けた資金で「何をどう伸ばすのか」が明確であることが前提になります。
■ 財務状況の整理
このローンは返済条件や契約形態に基づき「資本性」とみなされます。顧問税理士や認定支援機関に相談し、要件を満たしているか確認しましょう。
■ 支援体制の整備
申請には専門的な支援が不可欠です。認定支援機関や金融機関との連携を事前に準備しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 普通の融資と何が違うの?
最大の違いは「資本性を持つ」という点です。返済が最後に一括、評価は自己資本として扱われ、通常の融資とは資金調達の考え方が異なります。
Q2. 赤字でも申請できる?
見直し後は「赤字企業でも使いやすい制度」に変わる予定です。現時点では収支状況に応じて可否が判断されます。
Q3. 担保や保証人は必要?
基本的に不要とされていますが、金融機関やローンのタイプによって変わるため事前確認が必要です。
まとめ:2025年、資本性劣後ローンの活用で成長資金を確保しよう
資本性劣後ローンは、中小企業やスタートアップにとって自己資本を補完できる有効な資金調達手段です。
制度見直しによって、ますます使いやすくなることが期待される今、事前準備をしっかり整えておくことが鍵になります。
詳細発表があり次第、随時アップデートを行います。最新情報に注目しつつ、必要な準備を今から進めていきましょう。
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この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 融資担当営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。成績ばかりを追い、取引先を理解できず苦戦するが、企業の本質を知ることの重要性に気づく。以後、信頼関係を築き、資金繰りや融資支援に注力。経営難の企業に融資の基本を伝え、3ヶ月で1.5億円の資金調達を実現。この経験を原点に、中小企業の資金繰り支援を使命とし、日本の企業成長に全力を尽くす。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























