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【創業融資の通帳チェック】なぜ見られる?何がバレる?その理由をズバリ解説!
はじめに:通帳提出、なぜ必要なの?
創業融資を申請するとき、ほぼ間違いなく言われるのが「通帳を提出してください」という依頼。
「えっ?通帳って何のために?」「残高しか見てないんじゃないの?」と疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
ズバリ言います。通帳は、単なるお金の出入りの記録ではありません。金融機関にとっては、あなたの“お金の考え方”や“暮らしぶり”が見える“信用情報の宝庫”なのです。
この記事では、創業融資において通帳がなぜ重要視されるのか、金融機関がどこを見ているのか、どんな点がNGなのかをやさしく解説します。
創業融資で「通帳」が見られる3つの理由
創業融資において、通帳のチェックは避けて通れません。では、何のために見られるのか?その理由は主に3つあります。
① どれだけ事前に準備してきたか(自己資金の形成)
「この起業家は、どのくらい前から創業に向けて準備していたのか?」
これは通帳を見れば一目瞭然。たとえば、毎月数万円ずつコツコツ貯めてきた記録があれば、「この人は真剣に準備してきた」と評価されます。
逆に、急にまとまった金額がドンと入ってきただけだと、「これは本当に本人の準備資金なの?」と疑われてしまうのです。
② 生活ぶりが健全か(支出の傾向)
「派手な生活してないか?」「生活費が高すぎないか?」
ここも通帳で丸わかり。高額の飲食費や、やたらと多いATM引き出し履歴などが並んでいると、「この人、大丈夫かな?」と不安に思われてしまうことも。
つまり、通帳は“経営者としての金銭感覚”を見られる書類でもあるのです。
③ 急な入金・不自然な取引の有無(信頼性チェック)
最後に、「いきなりの大口入金」にも注意が必要。
たとえば、直前に親や友人からドンと振り込まれた場合、それが本人の資金として見なされないケースもあります。特に公庫では、「自己資金の定義」に厳しい基準がありますので要注意です。
通帳チェックで信頼を得るには?3つの視点で自己診断!
ここで、金融機関がチェックする通帳の見方を“3つの視点”にまとめてみましょう。
視点1:通帳の「継続性」
→ 何年もかけてコツコツ貯めている記録があれば、大きなプラス評価になります。
視点2:通帳の「健全性」
→ 高額支出が少なく、生活費も一定であれば、無駄遣いのない堅実な印象に。
視点3:通帳の「正当性」
→ 急な入金や不自然な資金移動がないか。ここが怪しいと一気に信頼を失うリスクがあります。
たとえばこのケース:100万円の自己資金、2つのパターン
どちらが金融機関から信頼されるか、考えてみましょう。
Aさん:毎月1万円を10年間コツコツ貯金→合計100万円
Bさん:1ヶ月前に親から50万円、友人から50万円振込→合計100万円
通帳を見れば、Aさんは長年かけて準備してきたことが明確。Bさんは、一見まとまった資金がありますが、信頼度は大きく下がってしまいます。
「隠す」より「説明する」が信頼を生む!
もし過去に派手な出費や急な入金がある通帳だったとしても、落ち込む必要はありません。
大事なのは、「なぜそうなったのか」をきちんと説明できるかどうか。
創業計画書に添えて、「この資金は親からの贈与です」「開業に向けた支援です」など、経緯を明記すれば、理解を得られる可能性は十分あります。
通帳チェックに備えるための3つの準備
① 通帳のコピーは“直近6ヶ月分”を用意する
提出が求められるのは、一般的に直近6ヶ月分の通帳コピーです。ただし、長期の貯金記録がある場合は、それも添えると好印象。
② 通帳は1冊に集約する(見やすく整理)
複数口座にバラバラに資金が分散していると、把握しづらく印象も良くありません。メイン口座を決めて、そこに集約しておくとベスト。
③ 解説資料を添えると効果的!
通帳に怪しい点があった場合、「補足説明書」を作るのもオススメ。「一時的に家族から預かった資金です」「解約した定期預金の入金です」など、しっかり説明すれば納得されやすいです。
まとめ:通帳はあなたの“信頼スコア”を左右する
創業融資の審査において、通帳は“あなたのこれまでの生き方”を映し出す鏡のような存在です。
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お金に対する姿勢
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将来の経営者としての資質
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他者からの支援を得られる信頼性
これらが、わずか数ページの通帳から読み取られるのです。
「通帳って、ただの残高じゃないんですね」と多くの方が驚かれます。ぜひこの記事を参考に、今からできる通帳の“見直し”を始めてみてください。
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