所沢市の中小企業融資制度
所沢市では、中小企業を支援するために、4種類の融資制度を設けています。これから事業を始めたい方や、すでに事業を行っている方にとって、資金調達の大きな助けとなるでしょう。以下の制度をぜひご確認ください。
融資対象
- (1)中小企業支援資金
- (2)特別小口資金
- (3)災害復興資金
- (4)新規創業支援資金
特に(4)新規創業支援資金は、これから事業を開始される方や、開始して間もない方(3年未満)が対象です。詳細はぜひご覧ください。
融資制度の概要
融資対象 | 貸付限度額 | 貸付期間 | 利率(実負担) | 保証料 | 保証人 | 担保 |
---|---|---|---|---|---|---|
中小企業支援資金 | 3,000万円以内 | 運転資金 10年以内 設備資金 10年以内 据置 1年以内 |
1.90パーセント 実負担は1.33パーセント |
1.59パーセント以内 | 個人は不要 法人は代表者(原則) |
必要に応じ徴求 |
特別小口資金 | 1,250万円以内 | 運転資金 7年以内 設備資金 10年以内 据置 6ヶ月以内 |
1.75パーセント 実負担は1.225パーセント |
0.8パーセント以内 | 不要 | 不要 |
災害復興資金 | 5,000万円以内 | 運転資金 10年以内 設備資金 10年以内 据置 1年以内 |
1.75パーセント 実負担は1.225パーセント |
1.59パーセント以内 | 個人は不要 法人は代表者(原則) |
必要に応じ徴求 |
いずれの制度も、埼玉県信用保証協会の保証付融資のため、別途保証料が必要となります。
融資を受けるための資格要件
融資を受けるには、以下の要件を満たす必要があります。
- 市内に事業所を有し、同一事業を引き続き1年以上営んでいること。
- 個人の場合、市内に引き続き1年以上居住していること。
- 法人の場合、市内に引き続き1年以上法人登記をしていること。
- 市税の滞納がないこと。
- 信用保証協会の代位弁済による債務のない者。
- 許認可等が必要な業種は、その許認可等を取得していること。
詳しくは、所沢市中小企業融資制度のパンフレットをご覧ください。
ご相談から融資実行までの流れ
- ご相談:各融資制度の利用にあたっては、取扱金融機関に事前に相談してください。
- 書類作成、事前調査:必要書類を確認し、作成します。
- 受付:必要書類を揃え、市役所別館産業振興課まで提出します。
- 審査:提出された書類を審査します。
- 融資依頼:市から取扱金融機関へ融資の依頼をします。
- 保証審査:埼玉県信用保証協会による審査があります。
- 貸付実行:取扱金融機関から融資が行われます。
融資は取扱金融機関が行いますので、事前に相談することが重要です。
所沢市の中小企業融資制度を利用して、あなたのビジネスをさらに成長させてみませんか?資金調達の一歩を踏み出すチャンスです。ぜひご検討ください。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。