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以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
SES依存はもう限界?F社の決算書に学ぶ“利益構造の見直し”術
はじめに:利益が出ているのに苦しい会社の正体
売上は7,500万円、黒字も出ている──けれども手元に残る利益はわずか130万円。
今回はシステム開発業を営むF社(妄想企業)の決算書を読み解きながら、利益率が低い理由と、その改善策を中野裕哲風にやさしく解説します。
問題の本質は「外注費の高さ」にあり!
F社は、エンジニアを客先に常駐させるSES(システムエンジニアリングサービス)を専業としています。
このモデルでは、エンジニアを自社雇用せず、外部のフリーランスや他社からの委託に頼るため、原価率が高くなりがちです。
結果、売上は上がっても、粗利が残らず、利益が圧迫されてしまう……。
コスト構造を変える“第2新卒戦略”とは?
F社はこの問題に対し、第2新卒を自社で育成することで「内製化」を図っています。
1度は他社に就職したものの早期離職した若者を採用し、3ヶ月の社内研修で戦力化。
すぐに高単価案件にアサインはできなくても、段階的に社内要員比率を高めることで、外注依存からの脱却を目指します。
ビジネスモデルの多角化も視野に!
現状はSES一本足打法ですが、将来的には“自社サービス”への展開も必要です。
たとえば、クラウド型のツール開発やサブスク型サービスなど、自社で完結する収益モデルを検討すること。
利益率の高い新規事業が、安定収益と金融機関からの評価につながります。
補助金を活用した“攻め”の提案営業
さらに注目したいのが「物づくり補助金」などの制度を活用した新規案件の開拓です。
顧客が中小企業であれば、システム導入時に補助金の提案が可能。
補助金支援付きの提案で受注率を高め、自社が元請けとなるチャンスも広がります。
採用難の時代に“人材ビジネス”はどう立ち向かう?
IT業界は慢性的な人手不足。
SES型モデルは人材が確保できない限り、成長に限界があります。
そのため、採用戦略の再構築や、DXによる業務効率化、エンジニアの定着支援など、人的リソースを活かす仕組みづくりが必要不可欠です。
おわりに:決算書から見える“未来の選択肢”
決算書を読めば、会社の課題も、可能性も、すべて見えてきます。
F社のように、自社の数字をしっかり分析し、採用・収益構造・営業戦略を見直すことで、今より一歩先の未来を目指すことができます。
お気軽に、財務・採用・補助金のこと、ご相談くださいね!
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