茨城県では、中小企業の経営を安定させるために、特別な借換融資制度を提供しています。この制度を利用して、月々の返済額を軽減し、事業の安定を図りましょう。以下に詳細をご紹介します。
借換融資の概要
茨城県中小企業資金融資制度(以下「制度融資」)の既往借入金の一本化等に必要な資金を融資することにより、県内において事業を営む中小企業者の月々の返済額を軽減し、経営の安定を図ることを目的としています。
融資対象
申込時点において県内に事業所を有し、引き続き1年以上事業(茨城県信用保証協会(以下「保証協会」という。)の信用保証対象業種に限る。)を営んでいる中小企業者で、次のいずれにも該当する者。
- 保証協会の保証が付された制度融資の既往借入金を借り換えることにより、月々の返済額を軽減する者
- 前号の既往借入金の元金償還が1年以上経過している者(ただし、複数ある既往借入金を一本化して借り換える場合は、いずれかの元金償還が1年以上経過していれば足りるものとする。)
融資条件
- 融資限度額: 保証協会の保証が付された制度融資の既往借入金の残額に、借換えに必要な諸費用を加えた額
- 融資期間: 10年以内(うち据置1年以内)
- 融資利率: 年1.3%~1.6%
- 信用保証料: 年0.45%~1.9%
融資申込みの流れ
融資申込者は、取扱金融機関に申し込みます。その後、保証協会と金融機関の審査を経て、融資が実行されます。
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業 資金繰り解決コンサultant V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役 大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。 日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。 クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago元日本政策金融公庫支店長 社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R) V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。