今回は、創業融資×補助金について解説していきます。
起業後の資金調達手段は企業にとって生命線です。一般的な選択肢としては、融資・補助金・助成金
などがあります。それぞれ特徴がある中で、創業融資と補助金は案外相性が良いです。
なぜなら、補助金は先にお金を払って設備投資を行い、全てが完了した後に補助金が入金となります。
その間、書類を整えたり実績報告したりと補助金入金までは申請をしてから丸一年程度と相応の時間を
要します。起業して間もない時期は資金的に余裕はないので、なんとか事業を回していきながら
補助事業にも取り組んでいかなくてはならず、事業に支障をきたすようでは本末転倒です。
補助金ありきの資金計画は大変危険ですが、創業融資を受けながら進めていけば事業に支障をきたす
リスクは軽減されます。
気をつけるべきは逆パターンで、補助金が通ったから融資を受けたいといったケースです。
従前は補助金採択者であれば金融機関も柔軟な対応を行っておりましたが、最近では補助金が採択と
なったからといって積極的に融資を受けられるとも限らなくなってきています。
事業が進んでからだと業績などの影響により融資を受けやすい状況、受けにくい状況と刻々と変化して
しましまいます。創業融資であればスタート段階になりますので、比較的融資が受けやすい状況では
あります。このタイミングを利用して、創業融資を受けながら販路拡大に向けて補助金利用してみる
のもひとつの選択肢だとおもいます。
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