
事業再構築補助金とフランチャイズ加盟計画の注意点
こんにちは。
今回は事業再構築補助金の実務上の注意点をご紹介しようと思います。
事業再構築補助金とは
まず事業再構築補助金とは、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで、日本経済の構造転換を促すことを目的とした補助金です。
設備投資やシステム開発費、他には広告宣伝費などが補助金の対象となります。
フランチャイズ加盟での申請は通るのか
今日は事業再構築補助金にフランチャイズ加盟の計画で申請が通るのかをご紹介します。結論から申し上げますと、フランチャイズの加盟でも申請は通ります。ただ、注意点があるのでそこを認識しないと不採択、または採択されても一部の経費しか認められないことになる可能性があります。
FCの加盟の採択について
第8回公募でも、FCの加盟を事業計画に含んでいる採択例は4件ほど確認ができます。過去の公募でも数件確認ができているので、FCに加盟することによる新規事業は問題ないことがわかります。
ただ、注意点としてこの事業再構築補助金の趣旨に沿った計画書を作成する必要があります。
事業再構築補助金は「思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援すること」が事業の目的に掲げられています。そして「具体的な事業再構築の実施の大半を他社に外注又は委託し、企画だけを行う事業」は不採択または交付取り消しの場合に明記されています。また、「他の法人・事業者と同一又は類似内容の事業 ※他の法人・事業者と同一又は酷似した内容の事業を故意又は重過失により申請した場合、次回以降の公募への申請ができなくなりますので、十分ご注意ください。」とも明記されています。
ですので、これらの要件に当てはまらないように計画書を作成する必要があります。
弊社の支援実績とサービス
弊社では数件のFC加盟計画の支援実績があります。弊社では、元補助金審査員の三浦を中心とした各種専門家チームが補助金支援を行っております。
このケースは補助金の対象になるのか?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
また、V-Spiritsグループでは、税理士・社労士・司法書士と勢揃いしておりますので、貴社の事業をワンストップで支援ができます!無料相談もしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。