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以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
【ポジショニングvsケイパビリティ】どちらが企業の力になる?戦略と実力の読み解き方
はじめに:「ポジショニング」の話題から考える本当の強みとは?
こんにちは、起業コンサルタント®・税理士の中野裕哲です。
今回は、「ポジショニングとケイパビリティ、どちらが企業の中長期の強みになるか?」について解説します。
戦略的立ち位置(ポジショニング)も重要ですが、それはあくまで「漁場」であり、獲れる魚(結果)はあなたの能力次第。
そこで注目すべきは「自力=ケイパビリティ」です。これを理解すると、自社の未来がより確かなものになります。
ポジショニングとは?――“どこで戦うか”の戦略地図
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市場全体の中で、自社がどの位置に立つかを明確にした戦略
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「高価格×高品質」「低価格×低品質」「ニッチ特化」などのポジションマトリクス
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ポジションによって競争優位や利益率は大きく異なる
まさに、良い漁場に漁船を出せば豊富に魚が捕れる、というたとえはわかりやすいですよね。
ウィポーターの理論では、「良いポジショニングが企業の競争力をもたらす」とされてきました。
ケイパビリティとは?――“何ができるか”を鍛える自力の礎
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経営資源(人材・技術・ネットワーク)とオペレーション(仕組み・プロセス)から成る企業能力
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他社に真似されにくく、自社の差別化を支える力
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ポーター戦略より、バーニー先生のVRIO分析に基づく理論
例えば、「特定技術を持った人材」「高効率オペレーション」「深い顧客洞察」などができていれば、
そのポジションが例え競争が激しくても、自社がそれを奪い続けられる力になります。
激論の結論:ケイパビリティが勝者となった理由
動画の中でも語られていましたが、複数の企業分析やアンケートでは、中長期的成功要因としてケイパビリティが優勢という結果になりました。
つまり、戦略(ポジショニング)がまずありきではなく、「そのポジションで戦える自力」を着実に育む組織力こそが勝者の条件です。
ケイパビリティ派の視点で見る“具体的に企業がやるべきこと”
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人材育成と採用:専門知識・技術・ネットワークを持つ人を採用し、さらに育てる
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オペレーション強化:ミスがなく、効率的な業務フローを構築する
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顧客との接点を深める:市場や顧客の声を経営に活かす力を常に磨く
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改善の継続:日々の積み重ねで配慮力・品質・サービス改善を行う
これらを地道に取り組むことで、他社が入り込めない安定したポジションを獲得できます。
ケイパビリティ重視での戦略立案の余白
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ポジショニングだけ重視すると、模倣や競合に脆い。我慢できる柱がないとすぐ弱くなる
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ケイパビリティだけでポジショニングを考えないと、自力があってもどこで戦うか迷走する
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両輪での設計が最も現実的で確かな戦略になる
まとめ:あなたの会社に必要なのは“ポジショニング×ケイパビリティ”
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ポジショニング:どこで戦うかを決める「漁場」選び
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ケイパビリティ:その漁場で魚を取る力、つまり「自力と仕組み」
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