茨城県では、商工業とともに農業を営む中小企業者等向けに特別な融資制度を提供しています。この制度を活用して、事業の成長を目指しましょう。以下に詳細をご紹介します。
農業ビジネス保証の概要
この融資制度は、商工業と農業を営む中小企業者、農事組合法人、または個人を対象に、必要な資金を提供するものです。
融資対象者
商工業とともに農業(中小企業信用保険の対象となる農業※を除く。)を営む中小企業者、農事組合法人又は個人
- 茶作農業(製造加工設備を有し、荒茶及び仕上茶の製造を行っているものに限る。)
- もやし栽培農業(製造加工設備を有するものに限る。)
- 蚕種製造業(製造加工設備を有するものに限る。)
- 蚕種製造請負業(製造加工設備を有するものに限る。)
- 菌床栽培方式のきのこ生産業又は苗床栽培方式のかいわれ大根生産業のうち、作業所内で工場的生産設備をもって生産、卸売する事業
- 養鶏業(人工ふ卵設備を有し、鶏卵の人工ふ化を行うものに限る。)
- 畜産サービス業(獣医業を除く。)(てい鉄修理業、ふ卵業(人工ふ卵設備を有し、鶏卵の人工ふ化を行うものに限る。)、家畜貸付業に限る。)
- 園芸サービス業
融資条件
- 融資限度額: 5,000万円
- 融資期間:
- 一括返済の場合:2年以内
- 分割返済の場合:運転資金10年以内(うち据置期間2年以内)、設備資金15年以内(うち据置期間2年以内)
- 融資利率: 金融機関所定利率
- 信用保証料: 原則年0.8%
融資申込みの流れ
融資申込者は、商工会議所、商工会、または茨城県農業参入等支援センターに申し込みます。その後、保証協会と金融機関の審査を経て、融資が実行されます。
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業 資金繰り解決コンサルタント V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役 大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。 日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。 クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago元日本政策金融公庫支店長 社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R) V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。