
起業家がレッドオーシャン市場で大企業と競ってはいけない理由
「起業したらどこで勝負すべき?」と考えたとき、大手がひしめく大市場に飛び込んでいくのは一見魅力的に見えます。しかし、結果として資金も人材も足りず、たった一度の資金繰り悪化で苦境に陥る企業も少なくありません。実は、起業家にとって最も理想的なのは、「大企業と争わない市場を探すこと」。では、なぜレッドオーシャン=競争の激しい市場を避けるべきなのか。その理由を具体的に整理しました。
① 資金力・人材力の差が顕在化しやすい
A. 資金の厚みで広告・設備・人材を圧倒される
B. 安定性の差が信頼につながる
② 価格競争に巻き込まれるリスク
A. スケールメリットで価格を押し下げられる
B. 粉骨砕身しても利益が乗らない構造に
③ 顧客接点で大きな差を生む「チャネル力」
A. 大規模流通網の強み
B. CRMやマーケティング施策の違い
④ ブランド力の差が購買心理を後押しする
⑤ レッドオーシャンで起業家が陥る典型パターン
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資金不足で広告に投資できず、自然と売れずに苦戦
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価格競争に巻き込まれて利益が出せず、次の取り組みが難しくなる
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実績がほしくて価格を下げたら、価値が伝わらなくなる悪循環に
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大手のフレームに合わせた提供になることで、独自性がなくなる
⑥ 起業家だからこそ“避けるべき市場”
A. 競争が集中しない“隙間市場(ニッチ市場)”に注力する
例:
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ペットの健康補助食の専門通販
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高齢者向けのオンライン学習サポート
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地域を特化した魅力発見プログラム
B. 独自の専門性・体験価値を持つ
⑦ レッドオーシャンから抜け出すためのシンプルな3ステップ
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市場分析:価格・販売チャネル・競争状況を整理する
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自社資源の整理:スキル・経験・ネットワークなどを書き出す
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ブルーオーシャンを設計:「除く・減らす・増やす・創造する」で独自化
■まとめ:小さな船でも泳げる海を見つけよう
起業家がレッドオーシャンで大企業と戦うのは、「自らハンディキャップを背負い込む」ようなもの。そして最初からそれを選ぶ必要はありません。
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自分の得意・強みを生かし、
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顧客の実際のニーズを満たし、
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大企業が届きにくい場所でサービスを提供する
という選択肢こそが、初期起業家にとって最も現実的で戦える戦略です。
「あなたの船が泳げる“青い海”はどこか?」を一緒に探しませんか。アイデア整理・市場のすき間探し・ターゲット設計などのご支援も、いつでもお気軽にどうぞ。あなたの可能性に沿う海を、ともに見つけていきましょう!
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。