
補助金の案内や行政手続きで「電子申請が必要です」「GビズIDを用意してください」と言われると、はじめての方はそこで手が止まりがちです。
本記事では、GビズIDの取得支援という大枠で、そもそもGビズIDが何か、種類(プライム等)の違い、取得方法(オンライン・書類郵送)、
そしてつまずきやすい注意点まで、まとめてわかりやすく整理します。
そもそもGビズIDとは(行政サービスの共通アカウント)
まず大前提からいきましょう。
GビズIDは、1つのアカウントで複数の行政サービスにアクセスできる認証システムです。
行政手続きの「入口(ログインの共通鍵)」だと捉えると理解しやすいです。
そしてここがポイントなのですが、GビズIDには大きく分けて、
審査なしで発行されるアカウントと、
審査ありで発行されるアカウントの2系統があります。
ここを押さえるだけで、迷子になりにくくなります。
GビズIDの種類(プライム/メンバー/エントリー)の違い
代表的なアカウント種別は次の3つです。まずはざっくり整理しましょう。
- GビズIDエントリー:審査なしでオンライン発行(即日)。ログインはID/パスワードの一要素認証。
- GビズIDプライム:審査ありで発行。オンライン審査(マイナンバーカード+スマホ)なら最短即日、
書類審査(申請書・印鑑証明書等の郵送)なら原則2週間以内が目安。 - GビズIDメンバー:プライム(または管理者権限を持つメンバー)が申請し、利用者が承諾して発行。ログインは二段階認証。
「結局どれを選べばいいの?」となったら、
使いたい行政サービスが二段階認証(プライム/メンバー)を要求するか
を起点に考えるのがいちばん早いです。
なお、オンライン申請でプライムを作成・変更する場合、GビズIDアプリが必要とされています。
GビズIDを取得するメリット(補助金・電子申請・手続き効率化)
メリットは、ズバリこうです。
行政サービスへのログインを共通化し、電子申請を進めやすくすること。
申請のたびに別々のIDを管理する負担が減り、オンライン手続きを前に進めやすくなります。
また、プライム/メンバーは二段階認証により、ID/パスワードのみよりセキュリティを強化できる設計です。
「補助金=お金が絡む」ので、ここは安心材料になります。
GビズID(プライム)取得方法|準備〜申請〜発行までの流れ
プライム取得は、オンライン申請(マイナンバーカード+スマホ)と、
書類郵送申請(申請書・印鑑証明書等)に大別されます。
ここでは、支援現場で迷子になりやすいポイントも含めて、
「準備 → 申請 → 審査 → 有効化(SMS認証等) → 発行・利用開始」の順で整理します。
事前準備チェックリスト(必要なもの)
- メールアドレス(アカウントIDとして使用)
- パソコン(入力・申請操作)
- スマートフォン/携帯電話(SMS受信用電話番号・二要素認証に使用)
- オンライン申請の場合:マイナンバーカード+読み取り可能スマートフォン(NFC対応)+GビズIDアプリ
- 書類郵送の場合:登録申請書・印鑑証明書(発行日より3ヶ月以内の原本など)
そして、地味ですがここが落とし穴になりがちです。
メール受信設定で、support@gbiz-id.go.jp からのメール、またはドメイン
gbiz-id.go.jp を受信できるようにしておきましょう。
「メールが届かない」は本当によくあります。
オンライン申請の手順(入力→作成→提出)
オンライン申請は、Webでメールアドレス登録・基本情報入力を進め、
途中で表示されるQRコードをGビズIDアプリで読み取って申請を完了させます。
- メールのワンタイムパスワード:メールで届くワンタイムパスワードは
30分以内に入力が必要(期限切れだと最初からやり直し)。 - QRコード:QRコードは10分の有効期限があり、
再表示すると初回表示分が無効になる旨が案内されています。 - ログイン時の誤解に注意:GビズIDへのログイン自体はQRコード読取り不要。
QRはオンライン申請や二要素認証の場面で必要、とされています。
申請後は審査に進みますが、申請時間帯によっては翌営業日以降に申請内容を確認する旨の注意もあります。
「夜にやったのに即日にならない」パターンですね。
郵送・審査・発行までの目安時間(週間)
プライムは審査ありのため、発行までに時間がかかります。
目安として、オンライン審査のプライムは最短即日、
書類郵送のプライムは原則2週間以内が示されています。
書類郵送では、申請書を印刷して作成日記入・押印のうえ原本を指定先へ送付します。
送付先は「〒530-8532 GビズID運用センター宛」で、
宅配業者は利用できない等の注意が記載されています。
つまずきやすいポイントと注意(認証・メール・不備)
ここは、支援の現場で「あるある」ばかりです。先に知っておけば回避できます。
- メールが届かない:受信設定(
support@gbiz-id.go.jp/ドメイン
gbiz-id.go.jp)を先に確認。 - ワンタイムパスワードの期限:メールOTPは30分以内入力が必要。期限切れはやり直し。
- QRコード期限:10分の有効期限/再表示時は初回QRが無効になるため、読み取り直しに注意。
- 書類の不備:手書き修正された申請書は無効、誤りがあれば再申請が必要。書類は原則返却されない旨の記載あり。
- SMS認証が必要な場面:審査完了後にプライムを有効化する際、SMS認証が必要になる旨が案内されています。
GビズIDの取得支援でできること(支援範囲の整理)
取得支援は「代行します!」というより、準備・申請・認証のつまずきを減らす伴走として設計するとトラブルが減ります。
たとえば、メール受信設定、申請ルート(オンライン/書類郵送)の選定、申請書類の作成手順や注意点の整理などが支援の中心です。
- 種類(プライム/メンバー/エントリー)の整理と、想定手続きとの対応づけ
- 準備物チェック(メール・端末・マイナンバーカード/印鑑証明書等)
- オンライン申請の進行管理(メールOTP30分、QR10分など期限管理)
- 書類郵送のチェック(手書き修正不可、送付先、返却原則なし等)
取得後の活用(補助金・e-Gov・行政手続き)
取得後は、GビズIDで各種行政サービスへアクセスし、必要な申請手続きをオンラインで進めやすくなります。
プライム/メンバー運用では二要素認証が関わるため、アプリ認証(ワンタイムパスワードの代替として使う)も含め、
「運用のクセ」を押さえておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. どれを取ればいい?
まずはエントリー(審査なし・即日)とプライム(審査あり)の違いを押さえ、利用したい行政サービスの要件に合わせます。
組織内で複数の従業員が使うなら、メンバーの追加も検討しましょう。
Q. どれくらい時間がかかる?
目安として、プライムはオンライン審査で最短即日、書類郵送審査で原則2週間以内が示されています。
申請時間帯によっては翌営業日以降の確認になる点にも注意してください。「締切があるなら早めに」です。
Q. メールが届かない/認証で止まる
受信設定(support@gbiz-id.go.jp/ドメインgbiz-id.go.jp)を確認し、メールOTPは30分以内に入力します。
QRコードは10分以内が目安で、再表示すると初回QRが無効になるため注意してください。
Q. 審査完了後は何をする?
審査完了後、プライムを有効化するためにSMS認証が必要になる旨が案内されています。
マイページの「GビズIDプライム審査状況」から手続きを進めます。
まとめ|締切があるなら早めの準備と取得支援の活用を
GビズIDは、1つのアカウントで複数の行政サービスにアクセスできる認証基盤です。
最短で進めるコツは、申請ルート(オンライン/書類郵送)を早めに決め、
メール受信設定や期限(メールOTP30分・QR10分)を落とさないこと。
書類郵送の場合は、手書き修正無効・返却原則なし等の注意点もあるため、チェックリスト化して進めるのが安全です。
「これ、うちの場合はどれが正解?」と迷ったら、そこで止まらず、早めに整理して一気に進めましょう。お気軽にご相談くださいね。
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弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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この記事を監修した人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員、行政書士法人v-spirits 補助者
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。



























