税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです。起業・経営の無料相談実施中

コラム

ハウスクリーニング開業で自己資金ゼロ、融資は減額で着地することもある理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ハウスクリーニング開業と自己資金ゼロ|融資審査で実際に起こることを整理

清掃・ハウスクリーニング会社やビルメンテナンス会社に勤めていて、独立を具体的に考え始めた方の中には、「初期投資が小さい業種だから」と考えて、自己資金をほとんど貯めないまま開業を検討している方もいます。自己資金がゼロに近い状態で日本政策金融公庫の創業融資に申し込んだとき、実際には何が起こるのでしょうか。ここではよくある疑問を整理していきます。数字は執筆時点(2026年8月時点)の情報にもとづいており、制度・金利は変わる可能性があるため、詳細は申請先で確認してください。

自己資金がゼロだと、そもそも申込み自体を受け付けてもらえないのですか

結論から言うと、自己資金がゼロに近いという理由だけで申込み自体が受け付けられない、ということはありません。日本政策金融公庫の創業融資は、事業として創業した実績がなくても、事業計画書と自己資金などをもとに判断される仕組みになっています。判断材料は事業計画書と自己資金の2つだけに限定されているわけではなく、経験や資金使途、面談での受け答えなど複数の要素を総合して審査されます。

一方で、制度上、自己資金の額や割合について「これだけ用意しなければならない」という固定の要件は決まっていません。かつての制度にあった自己資金の一部を要件とする数字上のルールは、現行制度には存在しません。ただし、自己資金の額は審査の重要な判断材料であり、多いほど有利になりやすいという傾向自体は変わらないため、「要件がない=自己資金は見られない」と誤解しないことが大切な点です。

自己資金ゼロだと、審査では具体的に何が起こりやすいのですか

自己資金がゼロに近い状態での申込みが、実際に「否決」という結果だけで終わるとは限りません。現場でよくあるのは、希望した金額どおりには通らず、希望額から一定程度減らされたかたちで融資が実行されるという着地です。事業計画そのものは評価されても、自己資金の少なさを理由に借入希望額が調整される、というイメージです。

これは公庫が公表している固定ルールではなく、審査の実務でよく見られる傾向として理解しておくとよい部分です。断定はできませんが、「自己資金ゼロだから申込みができない」という状態と、「自己資金ゼロでも希望額どおりに借りられる」という状態の間に、実際にはこの減額という着地点があることを知っておくと、資金計画の立て方が変わってきます。

多胡藤夫

💬 監修者の元日本政策金融公庫の支店長の多胡から一言

公庫で支店長をしていたころの実感では、希望額から減らされる理由は大きく2つに整理できました。ひとつは資金使途そのものの妥当性、もうひとつは他の資金調達手段で代替できるかどうかです。自己資金の少なさだけを見ているわけではなく、計画全体のバランスを見ています。

減額になる場合、その幅は何で決まるのですか

減額の幅そのものについて、公庫が数値基準を公表しているわけではありません。ただし、審査が事業計画書と自己資金などを総合して判断される以上、自己資金の額だけでなく、事業計画の説得力や資金使途の内容といった複数の要素が絡み合って結果が変わると考えるのが実態に近い理解です。

自己資金がゼロに近いからといって、他の要素まで一律に不利になるわけではありません。事業計画書の作り込みが審査結果を左右する部分は大きく、実績がない創業期だからこそ、計画の説得力で補える余地があります。数字や条件を厳密に確認したい場合は、申請先の窓口で直接確認するとよいでしょう。

\ で、結局「今の自分」は? /

その要件、あなたは何点クリアできていますか?

上で解説した条件の充足度を100点満点で自動採点し、不足点と「次の一手」を1枚レポートで即お渡しします。記事を読むより、自分の数字を見た方が早いかもしれません。

特典
診断後、多胡監修の4大特典(ロードマップ/チェックシート/面談対策/事業計画書)を無料プレゼント

自分の融資スコアを見る(無料)→

多胡藤夫
監修元日本政策金融公庫 支店長 多胡藤夫/執筆 元朝日信用金庫 融資担当営業 小峰精公

💬 無料相談のご案内

弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡や元信用金庫法人営業の小峰を中心とした専門家チームが、幅広い融資を含む資金調達支援・起業支援・経営支援を行っております。「何から始めればいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。

V-Spiritsでは年間1,000件以上の融資などの資金調達支援や起業・経営支援を行っております。専門チームが伴走支援を行います。

「みなし自己資金」で自己資金ゼロをどこまで埋め合わせられますか

完全にゼロというより、手元資金は乏しいけれど独立に向けて何かしら支出してきた、という方もいるはずです。その場合に検討したいのが「みなし自己資金」という考え方です。創業前に自費で取得した資格の取得費用や、業務に使う設備・備品の購入費、テストマーケティングにかかった費用などは、一定の範囲で自己資金として評価されることがあります。

みなし自己資金として扱ってもらうためには、支出の裏付けとなる領収書を必ず保管しておくことが前提になります。自己資金は面談時点で口座に確認できる状態にしておくのが原則のため、みなし自己資金として計上したい支出がある場合も、金額と使途を説明できるように整理しておくとよいでしょう。

ハウスクリーニングは他の業種と比べて、自己資金ゼロの影響が違うのですか

ハウスクリーニングは、店舗や高額な設備投資を必要とする業種と比べて、開業時に必要な資金そのものが小さく収まりやすい業種です。清掃機材や車両など最低限の装備で始められるケースが多く、結果として融資の希望額自体も小さくなりやすい傾向があります。

借入希望額が小さいと、自己資金ゼロという事実の相対的な重みは、借入希望額の大きい業種に比べて出方が変わってきます。希望額が小さいからといって自己資金の有無が審査で軽視されるわけではありませんが、事業計画の規模に見合った資金使途になっているかを説明しやすいという側面はあります。装備をどこまで最初から揃えるか、リースや中古品も含めてどう組み立てるかによって、必要な借入額そのものが変わってくる点も、他業種との違いとして意識しておきたいところです。

多胡藤夫

💬 監修者の元日本政策金融公庫の支店長の多胡から一言

減額を避けるための対策には、私の経験では順番があります。まず資金使途の必要性と妥当性を明確にすること、次にその投資でどんな効果が出るかを示すこと、最後に返済力を計画で裏付けることです。この順で整理すると審査での説明がしやすくなり、面談でも同じ順番で話すと伝わりやすくなります。

自己資金がゼロだと、金利も不利になるのですか

自己資金の額と、適用される金利の水準は、基本的に別の軸で考えるものです。2026年6月1日現在の基準利率は、創業期(税務申告を2期終えていない時期)に利用する場合で年3.45〜5.15%です。創業期の方が利用する場合は、原則0.65%(雇用の拡大を図る場合は0.9%)の引下げが適用される可能性がありますが、適用可否は利用する制度や審査・条件により異なるため、必ず下がると考えず申請先で確認してください。この引下げは無担保・有担保のどちらで借りるかにかかわらず、創業期の方であれば適用対象になり得るとされています。

つまり、自己資金がゼロに近いことがそのまま金利の引き上げに直結する、という単純な関係ではありません。元金返済の据置期間は5年以内で設定でき、据置中は利息のみの支払いとなる枠組みも、自己資金の額によって変わるものではないと理解しておくとよいでしょう。

希望額から減額されてしまった場合、その場ですぐ再申請すべきですか

希望額どおりに借りられなかった、あるいは一度否決された直後に、原因を特定しないまま再申請しても結果は変わりません。自己資金不足、事業計画の説得力不足、業界未経験への対策不足など、否決や減額の理由を具体的に特定し、そこを改善したうえで再申請することが必要です。

減額という結果になったときも同じで、なぜその金額になったのかを振り返らずに同じ内容で再挑戦しても、状況は大きく変わりにくいものです。事業計画書の内容を見直す、みなし自己資金として計上できる支出を洗い出す、資金使途の妥当性を説明し直すなど、具体的に手を入れてから次の申請に臨む姿勢が結果につながります。

まとめ

自己資金ゼロは、それだけで融資の申込みを閉ざす条件ではありません。一方で、希望額どおりに通るとも限らず、実務では希望額から調整されたかたちで着地することも珍しくない、という現実的な理解を持っておくとよいでしょう。事業計画書の作り込みとみなし自己資金の整理を進めながら、不安な点は申請先や専門家への相談を検討してください。

創業融資 無料オンライン診断

あなたは今、いくら受けられる?

記事で要点はつかめたはず。あとは「あなた自身の数字」を知るだけです。いくつかの質問に答えると、印刷できる1枚の結果レポートをその場でPDFでお届けします。

  • 融資条件の充足度を100点満点で採点(A〜D判定)
  • 起業段階と悩みに応じた課題と「次の一手」を提示
  • 印刷できる1枚レポートをPDFで即送信

豪華特典
元日本政策金融公庫 支店長 多胡監修|4大特典を無料プレゼント

診断を受けるだけで、いますぐ全部お受け取りいただけます。

創業融資ロードマップ
申請から着金までの流れが1枚でわかる
創業融資 直前チェックシート
申込前に“落ちる穴”を最終チェック
公庫融資 面談対策指南書
元支店長が教える、面談の通し方
V-Spirits式 事業計画書テンプレート
数千人が融資を獲得した実績の雛形

無料診断を受けて特典を受け取る →

登録不要・その場で結果。「数字が見えてから相談したい」「まず気軽に壁打ちしたい」——どちらにも対応します。

多胡藤夫
監修
多胡藤夫 / 元日本政策金融公庫 支店長
現場で融資審査 約63,000件。その審査基準を診断ロジックと特典に反映しています。

小峰精公 / 元朝日信用金庫 融資担当営業
金融機関の現場目線で、創業者がつまずきやすい点を踏まえて設計。

【無料相談のご案内】

弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡や元信用金庫の法人営業の小峰を中心とした所属専門家チームが一丸となって、幅広い融資を含む資金調達のご支援・起業支援・経営支援を行っております。
融資を受けるには何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

小峰

この記事を書いた人

小峰精公/Kiyotaka Komine

元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

多胡藤夫

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

中野裕哲紹介画像


中野裕哲

この記事を監修した人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授

税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。

経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。

【対応領域】

税理士顧問、社労士顧問、補助金支援、助成金支援、資金調達支援、採用力診断、売上導線診断、経営参謀顧問。税務・会計・決算・節税に加えて、経営分析、労務管理、社会保険、助成金、採用体制づくり、融資、補助金、事業計画、営業戦略、Webマーケティング、出版、メディア活用まで一体的に相談できます。

中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。

【主な実績】

  • 起業支援・経営支援の豊富な実績
  • 起業相談件数3,000件以上
  • 資金調達支援1,000件以上
  • 大企業Webサイト多数監修
  • 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)

V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。

税理士顧問、社労士顧問、融資、補助金、助成金、採用、営業、マーケティングまで、経営者が本当に悩む領域をワンストップで相談できます。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。

関連記事

無料相談
お客様の声

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
行政書士法人V-Spirits
充実の福利厚生制度
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
弊社グループ専門家への取材対応について
爆アゲ税理士の起業経営チャンネル
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX