今回のテーマは、【銀行は決算書のここを見ている】です。決算書は銀行の知りたい情報が盛り込まれています。銀行にとっては、融資したお金がきちんと返済されるかどうかを第一にチェックします。銀行が必ず見る基本的な3つを紹介していきたいと思います。
1. 負債が純資産を上回っていないか(貸借対照表)
会社の財産がどれほどのものかを見ます。貸借対照表の負債が純資産を上回っているようならば、会社の体力はなかなか厳しいと判断される。(債務超過)
流動資産(すぐ現金にできる資産)などを基に算出される流動比率などで、会社の返済能力もチェックします。
2. 前年比で売上が落ちていないか(損益計算書)
融資は会社の規模に合わせて行われることが基本で、赤字地なっていないかも重要ですが、以前と比べて売上が減り、会社の規模が小さくなっていないか、といった点も気になるところ。
3. 返済のキャッシュがきちんと回っているか(キャッシュフロー計算書)
キャッシュフロー計算書の財務キャッシュフローはどういった融資を受け返済したかを示す資料です。しかし中小企業では作成していないところが多い為、資金計画を書いた、資金繰り表や今後の事業の見通しを書いた事業計画書の提出をがあるとプラスに転じます。
以上3つが、基本的には必ず見ている箇所になりますので、きちんと説明ができるよう準備をしておくことをお勧めいたします。
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