
飲食店の事業再構築補助金申請事例:ワイン保存システムを活用したオンライン販売事業
こんにちは。今回は、人気ワインバーが事業再構築補助金を活用して“ワインのオンライン販売”に挑戦した事例をご紹介します。
ズバリ言いますと、飲食店の事業再構築は「店舗だけで完結しない新ビジネス」が採択されやすい傾向があります。今回のように、お店で蓄えた技術やノウハウをオンラインへ展開する取り組みは、実務的にも補助金的にもとても相性が良いと言えます。
目次
飲食店の申請事例
今回の事例は、100種類もの高級ワインを“グラス1杯単位”で楽しめるワインバー。ワイン愛好家の間で人気のお店でした。
しかし、新型コロナウイルスの影響により、来店客数が激減。外食を控える動きが続き、従来の店舗運営だけでは売上の大幅な回復が難しい状況となってしまいました。
事業再構築に至った背景
そんな中、店舗では以前から独自のワイン保存システムを導入しており、ワインの酸化劣化を抑えながら長期間の保存が可能でした。
この技術を活かして、次の取り組みを行うことにしました。
- 100種類の高級ワインを50ml、250mlの“パウチパック”に充填
- オンラインショップで全国に販売
- 店舗スペースの一部を商品在庫保管場所へと改修
まさに、既存の「強み」と新たな「市場ニーズ」を結びつけた事業再構築です。
さらに、座席数をあえて減らすことで店内の密を避け、感染対策にもつながるという一石二鳥の取り組みとなりました。
新たな事業計画:ワインのオンライン販売
今回の新規事業のポイントは、
“店舗クオリティのワインを、自宅で手軽に楽しめる仕組みをつくる”
という発想です。
オンライン販売の特徴としては、
- ワインバーの高品質なラインナップから厳選
- 少量パックのため、複数の種類を気軽に飲み比べできる
- ワイン初心者にも買いやすい構成
- 保存システムにより品質をしっかり維持
「好きなワインをお店に行かずに買える」「飲み比べがしやすい」など、コロナ禍以後に高まったニーズにしっかり対応したサービスです。
補助対象経費
今回の事業で補助対象となった経費は以下の通りです。
- 店舗改修工事費
- パウチパック充填機の購入費
- テイスティング用ワイングラスの購入費
- カラーレーザープリンターの購入費
- パッケージデザイン費
- 広告宣伝費(WEB広告など)
事業再構築補助金では、設備投資、改修工事、広告宣伝費が幅広く対象となるため、今回のような「飲食 × EC」モデルとは特に相性が良いといえます。
まとめ
今回の飲食店の事例は、
- 来店客減少という課題を受け止め
- お店独自の技術(ワイン保存システム)を活用し
- オンラインという新たな販路を開拓し
- 感染対策にも寄与する店舗改修を実施した
という点で、事業再構築補助金の“模範的な活用例”といえます。
ズバリ申し上げますと、飲食店でも「強み × 市場ニーズ × 新たな販路」を結びつけることで、店舗の枠を超えた新たな事業展開が可能になります。
無料相談受付中
事業再構築補助金は、要件確認・事業計画書作成・数値立案など、専門的な作業が必要です。
・オンライン販売は補助対象になる?
・自社の強みをどう新規事業に活かせばいい?
・飲食店の事業再構築で注意すべき点は?
など、どんな質問でもお気軽にご相談くださいね。あなたのビジネスの新しい可能性を一緒に形にしていきましょう。
【無料相談のご案内】

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引 主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。


























