
起業を考えている人が注意すべき点|信用情報と資金調達の落とし穴
これから起業をしようと考えている方にとって、「夢」や「ビジョン」はとても大切ですが、現実的な準備もまた非常に重要です。
今回は、特に起業における「資金調達」と「信用情報」に焦点を当て、起業前に注意すべきポイントを具体的に解説していきます。
目次
はじめに:起業時の注意点とは?
起業準備で気をつけるべきことは、法務・税務・人材・販売戦略…と多岐にわたります。中でも最も注意すべきは「お金」の管理です。
その中でも「資金調達」「信用情報」は、起業の成否を分ける重要な要素です。
資金調達と起業の関係
最近では、融資や補助金を活用して起業する方が増えています。
これは、事業にレバレッジをかけ、スピーディに展開する上で有効な手段です。しかし、融資を受けるには一定の条件を満たす必要があります。
絶対にやってはいけないこと
資金調達を目指す起業家が絶対にやってはいけないこと――
それは、クレジットカードやフリーローンなどで信用情報を汚してしまうことです。
特に日本政策金融公庫などの審査では個人の信用情報が重視されるため、過去の「ちょっとした遅延」でも融資が通らない可能性があります。
信用情報が汚れる例
- クレジットカードの支払いが数日遅れる
- スマホ端末の分割払いの遅延
- フリーローンやキャッシングの過剰利用・延滞
一見些細に思えることでも、個人信用情報にはすべて記録されます。
軽度・重度による個別判断
「3年以内に1〜2回遅れただけなら大丈夫?」という声もあります。
実際には「軽度の遅延」か「重度の滞納」かで判断されますが、金融機関ごとの審査基準は非公開です。
よって、リスクを最小限にするには「遅延しないこと」が最善策です。
起業が頓挫する典型例
信用情報の問題で融資が通らず、事業計画が白紙に戻るケースは少なくありません。
夢に燃えて準備をしていても、融資審査でNGとなり、自己資金だけでは事業が成立しないという事態も起こり得ます。
だからこそ、起業を考えている段階から、日常の金銭管理を徹底しておくことが重要です。
弊社の支援体制について
弊社では、起業家・経営者の皆様のために、多くの金融機関と連携して資金調達サポートを行っております。
- どの銀行・信金を選べばよいか?
- 融資に強い事業計画の作り方
- 信用情報に不安がある方のご相談
税理士・社労士・司法書士など専門家が揃っており、ワンストップで支援可能です。
まずは、お気軽に無料相談をご利用ください。
よくある質問(FAQ)
- Q. クレジットカードの数日遅れも信用情報に響きますか?
- A. はい。たとえ1日でも遅れがあれば、信用情報に記録される可能性があります。
- Q. 起業前に信用情報を確認できますか?
- A. はい。CICやJICCなどの信用情報機関で自分の信用情報を確認できます。
- Q. すでに信用情報に不安があるのですが、相談できますか?
- A. はい。弊社ではそのような方へのアドバイスや代替策の提案も行っております。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























