八戸市の融資制度について
八戸市では、地域の中小企業を支援するために、さまざまな融資制度を用意しています。特に注目すべきは、「青森県『青森新時代』への架け橋資金特別保証融資制度(マル架)」や「青森県経営安定化サポート資金特別保証融資制度(マル定)」との連携による信用保証料補助です。これにより、融資を受ける際の負担を軽減し、企業の成長をサポートします。
信用保証料補助の対象メニュー
八戸市が信用保証料補助を行っているメニューは以下の通りです。
対象メニュー | 信用保証料補助率 |
---|---|
マル架 空き店舗活用チャレンジ融資 | 7割(市) |
マル架 創業 | 10割(県・市) |
マル架 DX | 10割(県・市) |
マル架 GX | 10割(県・市) |
マル架 賃金引上げ | 10割(県・市) |
マル架 物流2024年問題 | 10割(県・市) |
マル架 県重点推進分野 | 10割(県・市) |
マル架 事業承継 | 10割(県・市) |
マル定 経営安定枠 | 10割(市) |
各融資メニューの詳細
以下に、各融資メニューの詳細を紹介します。
マル架:空き店舗活用チャレンジ融資
市内の空き店舗で開業するために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、八戸市が信用保証料の7割を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内に主たる事業所を有すること
- 市税の滞納が無いこと
- 空き店舗で開業すること
マル架:創業
市内で創業するために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、青森県と八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市外に事業所を有さず、かつ、市内で創業すること
- 市税の滞納が無いこと
マル架:DX
市内でDXを推進する取組を行うために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、青森県と八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内で1年以上同一事業を行っていること
- 市税の滞納が無いこと
マル架:GX
市内でGXを推進する取組を行うために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、青森県と八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内で1年以上同一事業を行っていること
- 市税の滞納が無いこと
マル架:賃金引上げ
市内で賃金の引上げに資する取組を行うために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、青森県と八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内で1年以上同一事業を行っていること
- 市税の滞納が無いこと
マル架:物流2024年問題
市内で物流の2024年問題の解決に向けた取組を行うために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、青森県と八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内で1年以上同一事業を行っていること
- 市税の滞納が無いこと
マル架:県重点推進分野
市内で県の重点推進分野に属する事業を行うために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、青森県と八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内で1年以上同一事業を行っていること
- 市税の滞納が無いこと
マル架:事業承継
市内で事業承継するために本メニューを利用して融資を受けた方が、以下の要件を満たす場合、青森県と八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内で1年以上同一事業を行っていること
- 市税の滞納が無いこと
マル定:経営安定枠
最近3か月間の売上高等が過去3年のいずれかの年の同時期と比較して1割以上減少している方が、本メニューを利用して融資を受け、かつ、以下の要件を満たす場合、八戸市が信用保証料の全額を補助します。
- 市内に住所を有する個人又は法人
- 市内で1年以上同一事業を行っていること
- 市税の滞納が無いこと
まとめ
八戸市の融資制度は、中小企業の成長を支援するための強力なツールです。これらの制度を活用することで、資金調達の負担を軽減し、ビジネスの発展を促進することができます。ぜひ、これらの制度を利用して、あなたのビジネスを次のステージへと進めてみてはいかがでしょうか。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。