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コラム

公庫の審査で見られる「個人信用情報」って?──その実態をやさしく解説!

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創業融資の準備をしていると、こんな不安を耳にすることがあります。

「日本政策金融公庫って、個人信用情報も見てるんですか?」

「どこまでチェックされるのか不安で…」

はい、ズバリ申し上げますと、

日本政策金融公庫の創業融資では、個人信用情報も審査対象に含まれます。

ただし、「信用情報を見られる」と聞くと、どうしてもネガティブに捉えがち。

でも、実際にはそれほど恐れる必要はありません。

ポイントを押さえれば、十分に対応可能です。

この記事では、信用情報の“中身”を具体的にご紹介しつつ、

「審査で何を見られているのか」「どこに注意すればいいのか」について、

わかりやすく解説していきます。


そもそも「個人信用情報」とは?

まず基本からご説明しましょう。

個人信用情報とは、あなたのクレジットカードやローンなどの“お金の借り方・返し方”に関する履歴のこと。

この情報は、「信用情報機関」と呼ばれる第三者機関に集約・管理されており、以下のような内容が記録されています。

  • クレジットカードの契約内容と利用状況

  • ローンや借入の金額・返済状況

  • 支払いの遅延や延滞履歴

  • 債務整理や自己破産の情報

  • 携帯端末の分割払い(=実質ローン)の支払状況

公庫を含む金融機関は、融資の審査の際にこれらの情報をチェックし、

「この人に貸して大丈夫か?」を判断しているのです。


公庫が見ているのは「返済履歴と信用の蓄積」

日本政策金融公庫は、民間金融機関よりも起業支援に積極的な機関ですが、

融資である以上、返済される見込みがあるかは当然チェックされます。

信用情報で特に重視されるのは、次のような点です。

① 延滞や滞納がないか?

61日以上の延滞があると、「事故情報」として記録されます。
たとえ少額でも、クレジットカードや携帯の分割払いで遅れたことがあると、

審査に影響する可能性があります。

② 借入の件数や残高は適切か?

カードローン・消費者金融・クレジット枠など、借入が多数あると

「資金管理に不安あり」と見られることがあります。

③ 完済済みか?現在返済中か?

「きちんと返済している実績」も重要な判断材料です。

住宅ローンや自動車ローンを延滞なく支払っている場合は、

むしろプラス評価につながることもあります。


どの信用情報機関が使われている?

主に以下の3つの機関が信用情報を管理しています。

  • CIC(シー・アイ・シー):クレジットカード、携帯端末の分割など

  • JICC(日本信用情報機構):カードローン・消費者金融

  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC):銀行系ローン・住宅ローンなど

公庫がどの機関を利用しているかは明言されていませんが、

実務的には主にCICの情報が参照されていると考えられます。


「信用情報に不安がある」ときはどうする?

過去に延滞やトラブルがあった方にとって、信用情報はとても気になる部分ですよね。

でも、ご安心ください。以下のような対応策があります。

① 信用情報を開示してチェック

CIC・JICCでは、数百円でご自身の信用情報を開示できます。

スマホ・郵送いずれでも可能です。

② 延滞がある場合は、まず完済し6か月以上支払実績を積む

事故情報が残っている場合でも、現在の支払いが安定していれば、

「改善の努力」として評価される場合があります。

③ 借入件数を減らす

複数のカードを持っている場合は、

不要なものを解約・整理することも効果的です。


信用情報だけがすべてじゃない!“人物評価”も大切

ここで大事なことをお伝えします。

公庫の審査では、「信用情報」だけで判断されるわけではありません。

  • どんな事業を始めようとしているのか

  • 生活費や自己資金の管理がしっかりしているか

  • 融資後の返済計画が現実的か

  • 起業に対する熱意と準備状況

こういった「人となり」も総合的に評価されます。

ですので、信用情報に少し不安があったとしても、

事業計画をしっかり立てて、

前向きな姿勢を見せることがとても大切なんです。


小さな不安も、一緒に整理していきましょう

「信用情報が気になるから…」と、起業の夢をあきらめてしまうのは、

とてももったいないことです。

不安があるなら、今のうちに“見える化”して、一緒に対策を考えていきましょう。

経験豊富な専門家に相談すれば、不安が安心に変わり、準備もスムーズになります。

小さな一歩が、大きな成果につながるはずです。


おわりに──“今のあなた”が評価されます

過去に失敗や延滞があったとしても、それで終わりではありません。

むしろ、信用情報は「これからの改善」で評価されていくもの。
誠実に対応していること、事業に真剣に取り組んでいることを、

公庫の担当者はしっかり見てくれます。

「信用情報が気になるけど、融資を受けたい」

そんな方は、一人で悩まず、どうぞお気軽に専門家にご相談ください。

あなたの夢をカタチにするための第一歩を、私たちは全力でサポートいたします!

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