
ファミリー向け写真館 開業ガイド
ビジネスの特徴
ファミリー向け写真館とは、多人数で利用できる写真館において写真撮影サービスの提供などを行うビジネスです。子どもの誕生日やご家族の記念日など、家族の喜びや絆を育む場として、多くの人々に愛されています。特別な瞬間を美しい写真に残すことで、家族の宝物を提供しています。収益は主に撮影料金、商品販売や撮影スタジオのレンタルなど様々な要素から構成されています。顧客のニーズに応える高品質なサービスを提供し、顧客満足度を高めることで収益を増やすことが重要となります。
市場トレンド
(1) 経営形態の多様化
一軒家を貸切にして撮影を行う「一軒家貸切型」、ショッピングモールで営業する「商業施設内型」、顧客の住居や近隣公園に赴き撮影を行う「出張型」など、従来の街の写真館とは一線を画す形態の写真館が増加しています。また、撮影時に着用する着物やドレスなどの衣装をレンタルできるサービスも増えており、囲い込み戦略による顧客のファン化を実現しています。
(2) セルフ型/貸切型スタジオの台頭
スマートフォンでの自撮りが日常となった昨今、他人に撮ってもらうことに慣れていない若年層や人目を気にせず撮影したいファミリー層を中心に、セルフ型/貸切型スタジオの需要が高まっています。2022年にはカメラ小売業大手も参入するなど注目を集めています。
(3) 写真館のIT化
従来の撮影は、スタジオを訪れて写真撮影を行った後、スタジオで希望する写真を選択し写真が後日送付される流れです。一方、IT化を進めた写真館では、撮影後に顧客専用ページに写真がアップロードされ、顧客は自宅から好きな時間に写真を選択できるようになった。これらのIT化は他社との差別化につながる他、感染症対策にも有効なため、顧客の新規獲得も期待できる取り組みだと考えられる。
開業形態
開業形態としては大きく「個人事業主」と「法人の設立」があります。また、サービスの提供方法としては以下のようなものがあります。
- (1) 出張型
- (2) 一軒家貸切型
- (3) 商業施設内型
- (4) フランチャイズ型
許認可
ファミリー向け写真館として開業するにあたって必要となる資格、手続きはありません。
しかし、写真撮影のスキルや接客のスキルは最低限必要となります。
開業ステップ
ファミリー向け写真館の開業ステップは、タイプ別に以下の通りです。
- ➀ 事業計画の立案
- ② 資金調達
- ③ 設備準備
- ④ 宣伝・プロモーション
- ⑤ ファミリー向け写真館 開業
開業資金
一軒家貸切型にする場合に必要となる資金は580~1800万円程度と言われています。項目として、物件取得費、内外装工事費、什器備品費、商品仕入費、広告宣伝費などがあります。
会社設立
ファミリー向け写真館としての開業における会社設立の具体的なステップをご紹介します。
- ① 申請書類の作成
※書類の種類は個人事業主と法人設立の場合で異なります。 - ② 申請
※申請書類を都道府県税務署等に提出します。 - ③ 審査
- ④ 許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
弊社では、会社設立を考える起業家のみなさんの負担を軽減するため、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格で行っています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
収益モデル
開業にあたっては、店舗の立地や業態、規模などの特性を踏まえて、売上の見通しを立てる必要があります。営業体制の構築や平日、土曜、日曜で来客予想数を変えるなど、細かく作りこむことが重要です。
まずは、弊社の事業計画書フォーマットを参考にして作成してみてください。
以下のリンクからダウンロードできます。
最後に
以上がファミリー向け写真館として開業する際の全体像になります。
ファミリー向け写真館の開業に特別な許認可は必要ないものの、ターゲットによって提供するサービス内容が変わるなどの特徴があります。
そのため、初めての開業で何から始めればいいのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
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