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創業融資は「時期」で変わらない!借りやすくなる本当のポイントを解説
はじめに
「創業融資って、借りやすい時期ってあるんですか?」
実際、こうした質問を起業準備中の方からよくいただきます。
「決算セール」や「半期セール」のように、金融機関にも“融資しやすい時期”があるのでは?と思う方も多いようです。
しかし、元日本政策金融公庫の支店長経験者からすれば――ズバリ答えは「ない」。
融資の判断はあくまで事業計画や経営者の信用に基づくものであり、時期によって甘くなったり厳しくなったりすることはありません。
ではなぜ「借りやすい時期がある」と誤解されてしまうのか?
本記事では、その理由と、本当に融資を通りやすくするための準備について詳しく解説していきます。
創業融資に「借りやすい時期」は存在しない
政策金融機関は「時期」で判断を変えない
創業融資を多く取り扱うのは、日本政策金融公庫などの政策金融機関です。
政策金融はあくまで 公的な制度に基づいた融資 であり、判断基準は常に一定。
もし「時期によって通りやすさが変わる」とすれば、それは公平性を欠くことになります。
したがって、融資審査において「借りやすいシーズン」は存在しません。
「忙しい時期」はある
ただし、「借りにくくなる時期」ではなく「処理が遅くなる時期」はあります。
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夏のボーナス資金需要(6月〜7月)
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冬のボーナス資金需要(11月〜12月)
この時期は企業からの資金需要が集中するため、審査や手続きに時間がかかることがあります。
普段なら2〜3週間で結果が出るところが、1ヶ月以上かかることも。
つまり、通るかどうかは変わらないが、結果が出るスピードが遅くなる という点には注意が必要です。
「借りやすい時期がある」という誤解が生まれる理由
ネット記事や噂話の影響
一部のネット記事や民間コンサルの発信で「この時期は通りやすい」といった情報が出回っています。
しかしこれは、実際の制度や運用とは異なります。
担当者や支店ごとの「得意分野」
もう一つの誤解の原因は、支店や担当者による「業種への理解度の差」です。
例えば――
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渋谷や五反田の支店 → IT系の案件が多く、情報量が豊富なので判断が早い
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飲食店が多いエリアの支店 → 飲食業の審査に慣れている
つまり「借りやすい時期」ではなく「理解されやすい環境」があるということです。
本当に借りやすくするためのポイント
融資が通るかどうかは 「時期」ではなく「準備の質」 で決まります。
1. 事業計画書を現実的に仕上げる
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売上見込みは根拠を持って説明できるか
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経費や資金繰りの数値は整合性があるか
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「なぜこの事業をやるのか」が筋が通っているか
数字とストーリーの両方が重要です。
2. 必要書類を完璧に揃える
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事業計画書
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資金繰り表
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見積書や契約書などの裏付け資料
不備があると審査は当然遅れます。
「準備の早さ」がそのまま「結果の早さ」に直結します。
3. 自己資金や信用情報を整える
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自己資金をしっかり貯めてきた実績
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クレジットカードやローンの延滞がないか
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通帳の入出金が整然としているか
金融機関は「お金をきちんと管理できる人か」を厳しく見ています。
4. 担当者に伝わりやすい説明をする
融資担当者は、あなたの説明をもとに稟議書を作成します。
その先で複数の決裁者がチェックするため、「誰が見てもわかりやすい内容」にすることが必要です。
まとめ
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✅ 創業融資に「借りやすい時期」は存在しない
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✅ 夏と冬のボーナス時期は混雑で時間がかかるだけ
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✅ 支店や担当者によって「得意業種」があるため、話が通じやすいケースはある
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✅ 本当に重要なのは、事業計画書・書類準備・自己資金・信用情報の整備
「借りやすい時期」を探すのではなく、借りやすくなる準備 を整えることこそ成功の秘訣です。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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