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コラム

お金がなくても会社は作れる!現物出資という起業の知恵

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現物出資とは?お金がなくても会社を設立するための知恵と工夫!

こんにちは。起業コンサルタント(R)、税理士、行政書士の中野裕哲がお届けします。

「起業したいけど、資本金にするお金がない…」

そんなあなたに、ズバリ言います。「現金が少なくても、アイデア次第で会社は作れる!」

今回は、まさにその選択肢のひとつ、『現物出資』について徹底解説します。

起業の第一歩を踏み出すあなたの背中を、税務と法務の観点からもしっかりと押していきますよ!

そもそも現物出資とは?

「現物出資」とは、会社を設立する際に、お金(現金)ではなく“モノ”で出資する方法です。

たとえば、次のようなものが現物出資の対象になります:

  • パソコンやプリンターなどの機器
  • 自家用車や営業車
  • 自宅の一部(事務所使用)
  • ソフトウェアやコンテンツの著作権
  • インターネットドメイン

要するに、「会社経営に役立つ価値ある資産」であれば、現物出資に使える可能性があるのです。

現物出資のメリット

  • お金がなくても会社を設立できる
  • 手元の資産を有効活用できる
  • 資本金の額を大きく見せることができ、対外的な信用力がアップ
  • 減価償却資産としても有利に使えるケースがある

とくに、「今持っているものでどうにか起業したい!」という方には、まさにぴったりの方法です。

現物出資の注意点

一方で、現物出資には次のような注意点もあります:

  • 評価額を正しく見積もる必要がある
  • 500万円を超える場合は「検査役の調査」が必要(株式会社の場合)
  • 節税や税務上の取り扱いも考慮が必要

つまり、「何でもOK!」ではなく、きちんとルールを守って進めることが大切です。

実際にどんなモノが出資できる?【具体例】

1. パソコン・周辺機器

事務所で使っていたノートPCやプリンター。起業後も使う予定なら、立派な出資対象です。

2. 車(営業車)

営業や配達に使う車両もOK。ただし「自家用車」として私用と併用している場合は注意。

3. コンテンツ・著作権

オリジナルの教材やプログラム、写真・音楽などの著作権も出資可能。ただし評価が難しいため専門家の意見が必要な場合も。

出資時の評価方法は?

原則として、「時価」で評価します。時価の根拠は以下のようなものを使います:

  • 中古市場の価格(ネットオークションや中古販売サイトの情報)
  • 減価償却後の帳簿価額
  • 不動産なら不動産業者の査定書

500万円以下なら、原則として発起人自身の判断でOKですが、根拠資料を残しておくことが重要です。

手続きの流れ(株式会社の場合)

  1. 出資するモノを決定・評価
  2. 定款に現物出資の旨を記載
  3. 設立時に出資財産を引き渡す
  4. 設立登記申請(添付書類として「財産引継書」等を提出)

※500万円を超える場合は、裁判所への「検査役選任申立て」が必要です(専門家に依頼が安心)

 


よくある質問(FAQ)

Q. 自宅にあるパソコンも現物出資できますか?

A. はい、可能です。ただし評価額や使用目的などの記録はしっかり残しておきましょう。

Q. 現物出資で資本金はいくらまで増やせますか?

A. 評価額次第で、100万円でも500万円でも可能です。ただし、500万円超は検査役の調査が必要です。

Q. 評価額の証明は必要ですか?

A. 500万円以下なら基本的に不要ですが、税務調査に備えて「根拠資料」は必ず保管しましょう。


まとめ:現物出資という“知恵”で、起業の夢を現実に!

資本金がゼロでも、アイデアと知恵と工夫で、会社はつくれる!

ズバリ、「お金がないから起業できない」とあきらめる前に、ぜひ現物出資という手段を検討してみてください。

あなたの身近にあるモノ──PC、車、オリジナル教材──それらが立派な“出資財産”になる可能性があるのです。

迷ったとき、不安なときは、税理士や行政書士など専門家に相談して進めましょう。

あなたの情熱をカタチに変えるお手伝いを、実務の側面から全力でサポートします!

 

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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フリーダイヤル 0120-335-523
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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