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コラム

シニア・ミドル人材の採用という選択肢:人手不足の打開策

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シニア・ミドル人材の採用という選択肢:人手不足の打開策

「求人を出しているのに、応募が一件も来ない」「やっと応募が来たと思っても、すぐに辞退されてしまう」——中小企業の経営者や採用担当者から、こうした悩みをよく伺います。求人媒体にお金をかけても反応がないと、何が悪いのか分からず手詰まりになりがちです。

実は、応募が来ない原因の多くは、いくつかの典型パターンに当てはまります。この記事では、求人に応募が来ない7つの原因を整理し、それぞれに対して今日から着手できる改善策を、中小企業の現場目線で解説します。

なぜ求人を出しても応募が来ないのか?まず前提を押さえる

現在の採用市場は、企業が応募者を選ぶ時代から、求職者が企業を選ぶ「売り手市場」へと大きく変わりました。求職者は複数の求人を見比べて応募先を決めるため、自社の求人が「数ある選択肢の一つ」として埋もれてしまうと、そもそも見られず、比較もされず、応募に至りません。

つまり、応募が来ないのは「人がいない」からだけではなく、「自社の求人が選ばれていない」ケースが多いのです。原因を一つずつ切り分けて、改善できるところから手を打っていきましょう。

求人に応募が来ない7つの原因

①給与・待遇が相場とずれている

求職者は応募前に必ず他社と給与・条件を比較します。同じ職種・地域の相場より低い、あるいは相場が分からず不安にさせる書き方だと、それだけで候補から外れます。まずは競合他社の求人をリサーチし、自社の条件が市場の中でどの位置にあるかを把握することが出発点です。

②求人情報が不足・抽象的

「アットホームな職場です」「やりがいのある仕事」といった抽象的な表現ばかりで、具体的な仕事内容・1日の流れ・給与の内訳・勤務地・休日などが書かれていないと、求職者は自分が働く姿をイメージできず応募をためらいます。情報が少ない求人ほど、不安が大きくなって敬遠されます。

③求める条件が高すぎる

「経験5年以上」「複数の資格必須」など、必要以上に応募条件を高く設定すると、母集団そのものが小さくなり応募が集まりません。本当に入社時点で必須の条件なのか、入社後に育成できるスキルではないのかを見直すと、対象が一気に広がることがあります。

④採用媒体が自社に合っていない

求める人材と、出稿している媒体の利用者層がずれていると、どれだけ良い求人でも届きません。若手が欲しいのにシニア層が中心の媒体を使っている、地域密着の人材が欲しいのに全国型の媒体だけに頼っている、といったミスマッチは応募ゼロの典型原因です。

⑤会社の魅力・職場の雰囲気が伝わらない

求職者は「入社後の人間関係」「職場の雰囲気」を強く気にします。働く人の顔やコメント、社内の様子が一切見えないと、不安が先に立ち応募を見送られます。条件面で大手に勝てない中小企業ほど、ここで差別化する余地が大きい部分です。

⑥応募後の初動対応が遅い

意外と見落とされがちなのが、応募後の対応スピードです。求職者は複数社に同時応募していることが多く、返信が遅い会社は「対応が雑」「入社後も不安」と判断され、先に動いた他社に決まってしまいます。応募が来ても放置していては、実質的に応募がないのと同じです。

⑦そもそも認知されていない

求人を出していること自体が知られていない、自社名で検索しても情報が出てこない、というケースも応募が来ない原因です。求職者は気になった会社を必ず検索します。そのとき会社の情報が出てこなければ、不安から応募を見送られてしまいます。

💬 無料相談のご案内

V-Spiritsでは、大企業人事・採用エージェント・中小企業支援の三つの現場を経験した特定社会保険労務士中野裕哲を中心とした採用定着士チームが、採用・定着に悩む中小企業・個人事業主の方を無料でサポートしています。「なぜ採れないのか」「なぜ辞めるのか」を現場目線で診断し、再現性のある仕組みづくりをご支援します。まずはお気軽にご連絡ください。

今日からできる改善策

求人票を「求職者目線」で書き直す

まずは求人票を、求職者が知りたい順に書き直しましょう。具体的な仕事内容、1日のスケジュール、給与の内訳とモデル年収、休日・残業の実態、入社後の流れまで、できるだけ具体的に記載します。良いことだけでなく、大変な面も正直に書くほうが、ミスマッチが減り定着にもつながります。

待遇以外の魅力を言語化する

給与で大手に勝てなくても、「裁量が大きい」「未経験から育てる体制がある」「地域に根ざして長く働ける」など、中小企業ならではの魅力は必ずあります。社員インタビューや入社理由、仕事のやりがいを掲載し、平均年齢や有給取得率などの数字も開示すると、職場のイメージが伝わり応募の不安が下がります。

応募のハードルを下げる

大幅な賃上げが難しくても、土日祝休みの導入、時間単位の有給取得、応募フォームの簡素化など、応募しやすさを高める工夫はできます。また応募条件を見直し、年齢・職歴・スキルにこだわりすぎていないかを確認して、求める人物像を再定義することも効果的です。

応募後24時間以内に対応する

応募が来たら、できる限り早く——理想は24時間以内に連絡します。スピーディーで丁寧な対応は、それ自体が「働きやすそうな会社」という印象につながり、他社への流出を防ぎます。誰が・いつまでに・どう返すかをあらかじめ決めておくと、対応漏れを防げます。

それでも応募が来ないときは「採用の仕組み」を見直す

個別の改善を試しても結果が出ないときは、求人票・媒体・対応フローを場当たり的に直しているだけで、採用全体の設計がちぐはぐになっている可能性があります。採用がうまくいっている会社は、「どんな人を・どの媒体で・どんなメッセージで集め・どう定着させるか」を一連の仕組みとして組み立てています。

自社だけで全体像を組み直すのが難しい場合は、採用と定着を一気通貫で支援する専門家の力を借りるのも有効な選択肢です。何を変えれば採用が回り始めるのか、打ち手を整理したい方には、次のサービスが参考になります。

採用・定着の戦略と仕組みづくりをまるごとサポート

V-Spiritsの採用定着支援サービスでは、給与・条件の競合リサーチ、求人原稿の改善、応募後24時間以内の初動対応など、採用がうまくいく会社が実践している型を全国2,000社超の支援実績をもとに採用定着士が伴走で組み立てます。「なぜ採れないのか」「なぜ辞めるのか」を現場目線で診断し、5ステップで仕組み化します。

→ 採用定着支援サービスの詳細を見る

よくある質問(FAQ)

Q. お金をかけずに応募を増やす方法はありますか?

A. あります。求人票の書き直し、応募条件の見直し、応募後の対応スピード改善、自社サイトやSNSでの情報発信などは、追加費用をかけずに取り組めます。まずはお金をかける前に、今の求人が「選ばれる内容になっているか」を点検しましょう。

Q. ハローワークだけでは応募が来ません。媒体を増やすべきですか?

A. 媒体を増やす前に、求める人材がどの媒体を使っているかを確認しましょう。やみくもに増やすとコストだけかさみます。求める人物像に合った媒体を選び、そこに向けて求人内容を最適化するほうが、費用対効果は高くなります。

Q. 改善しても効果が出るまでどのくらいかかりますか?

A. 求人票や対応フローの改善は比較的早く反応が出ることもありますが、認知形成や職場の魅力づくりは時間がかかります。短期で効く施策と中長期で効く施策を分けて、継続的に取り組むことが大切です。

まとめ

求人に応募が来ない原因は、①給与・待遇のずれ、②情報不足、③条件が高すぎる、④媒体のミスマッチ、⑤魅力が伝わらない、⑥初動対応の遅さ、⑦認知不足、の7つに大きく整理できます。多くは、求人票の見直しや応募後の対応改善など、今日から着手できることばかりです。

それでも結果が出ないときは、採用を場当たり的にではなく「仕組み」として組み直すことが突破口になります。自社での改善に限界を感じたら、採用と定着の両面を支援する専門家に相談し、再現性のある採用の型をつくっていきましょう。

中野裕哲 採用定着関係紹介画像

この記事を監修した人


中野裕哲

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など

【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧婚状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。

同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。

大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。

ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、数々の実績を残しています。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。

  • 経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一
  • 補助金・助成金支援実績600件超
  • ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版(累計25万部超)
  • 無料相談件数は全国から累計3,000件超

この記事を書いた人

坂井 優介(Yusuke Sakai)

起業コンサルタント® / 採用定着士 / 行政書士法人V-Spirits 補助者

1988年東京都生まれ。転勤族の父の影響で幼少期を愛知・長野・岩手・埼玉で過ごす。転入するたびに方言や文化の違いをからかわれつつも、1週間もあれば現地に溶け込む適応力を身につける。

大学在学中に公認会計士試験にチャレンジするも挫折し、アルバイト先だった埼玉の大手学習塾に就職。塾業界特有の過酷な労働環境の中でも10年間勤務を続けるが、成果を上げても給与が変わらない状況に限界を感じ、在職中に会計士試験に再挑戦。再び挫折するも、学んだ会計知識を活かせる職場を求めて転職活動を開始。2021年にV-Spiritsグループに参画し、2022年よりV-Spirits総合研究所の常務取締役に就任。

現在は、中小企業の経営者向けに補助金・助成金の支援から採用定着の仕組みづくりまで幅広く担当。「制度を使いこなす中小企業を増やす」をテーマに、現場に寄り添ったサポートを行っている。

役職:V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役 / 税理士法人V-Spirits 業務部長 / 社会保険労務士法人V-Spirits 業務部長
担当業務:経済産業省系補助金支援・厚生労働省系助成金支援・マーケティング・人事労務・採用定着支援

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