
内装工事の着工日が決まっている場合、創業融資の入金までの期間をどう見込むか
💬 店舗の開業を準備中の会社員の方からのご相談
店舗の内装工事の着工日が決まりつつありますが、融資のお金がいつ入るのか分からず不安です。申込みから実際に入金されるまで、どのくらいの期間を見ておけばいいのでしょうか?

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。
監修者の元日本政策金融公庫の支店長の多胡からの回答
結論からお伝えすると、申込みから融資実行までの目安は、書類提出後おおむね3週間〜1か月程度です。ただし、これは書類に不備が無く、審査がスムーズに進んだ場合の目安です。準備段階も含めると、合計で2か月程度を見ておくと安心です。内装工事の着工日が決まっているのであれば、そこから逆算して申込みの時期を早めに確定させてください。
申込みから実行までの一般的な流れ
創業融資は、申込書類の提出、面談、審査、実行という流れで進みます。書類提出後、面談が設定され、その後に審査が行われます。審査がすべて完了すると、融資の実行、つまり口座への入金が行われます。この一連の流れに、書類提出後おおむね3週間〜1か月程度かかるのが一般的な目安です。
準備期間も含めて考える
先ほどの3週間〜1か月は、書類を提出してからの期間です。これとは別に、創業計画書の作成、自己資金の整理、見積書の取得など、申込み書類をそろえるための準備期間も必要になります。この準備に1か月程度を見込み、審査・実行の期間と合わせて、合計で約2か月程度を目安にしておくと、スケジュールに余裕を持たせやすくなります。
書類不備で遅れるパターン
審査する側から見て、実行までの期間が延びやすいのは、提出書類に不備があり、追加の資料提出や説明を求められるケースです。創業計画書の数字と見積書の金額が合っていない、自己資金の出どころを示す資料が足りていない、といった不備があると、そのたびにやり取りが発生し、想定より時間がかかることになります。提出前に、書類どうしの数字の整合性を一つずつ確認しておくことが、遅れを防ぐ一番の対策です。
着工日から逆算してスケジュールを組む
内装工事の着工日が決まっているのであれば、そこから逆算して、遅くともいつまでに申込み書類を提出すべきかを決めてください。着工日のおおむね2か月前を目安に、創業計画書や見積書などの準備に着手できれば、審査・実行の期間を含めても、着工に間に合わせやすくなります。余裕を持ったスケジュールにしておけば、書類の不備や面談のやり取りで多少日数がかかった場合にも、落ち着いて対応しやすくなります。
審査をスムーズに進めるためにできること
書類の不備以外にも、面談での受け答えに時間がかかると、その分だけやり取りが増えることがあります。事業計画書の数字について、売上の根拠や資金使途を自分の言葉で説明できるように準備しておくと、面談が一度で済みやすくなります。あらかじめ想定される質問に対する答えを整理しておくことも、結果的にスケジュールを守ることにつながります。
着工日をずらせない場合の対応
すでに着工日が確定していて動かせない場合は、申込みを先延ばしにせず、できるだけ早く準備に着手してください。見積書の取得や創業計画書の作成など、時間のかかる工程から優先して進めておくと、申込み自体が遅れるリスクを減らせます。それでも間に合わない可能性がある場合は、早い段階で申込先にスケジュールの事情を伝えておくことをおすすめします。
まとめ
創業融資の入金までは、書類提出後おおむね3週間〜1か月、準備期間を含めると合計で約2か月程度を目安にしてください。内装工事の着工日のように、支払いの期限が決まっている場合は、そこから逆算して申込みの時期を早めに確定させることが、資金が間に合わない事態を避ける一番の近道です。見積書や創業計画書など、時間のかかる準備から着手しておくことも忘れないでください。
スケジュールの組み方や、書類の不備を防ぐ準備の進め方に不安がある場合は、着工日が近づく前に、専門家に相談しながら、着工日から逆算した全体の段取りを整理しておくと安心です。
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この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

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多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
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中野裕哲/Nakano Hiroaki
税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授
税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。
経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。
【対応領域】
税理士顧問、社労士顧問、補助金支援、助成金支援、資金調達支援、採用力診断、売上導線診断、経営参謀顧問。税務・会計・決算・節税に加えて、経営分析、労務管理、社会保険、助成金、採用体制づくり、融資、補助金、事業計画、営業戦略、Webマーケティング、出版、メディア活用まで一体的に相談できます。
中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。
【主な実績】
- 起業支援・経営支援の豊富な実績
- 起業相談件数3,000件以上
- 資金調達支援1,000件以上
- 大企業Webサイト多数監修
- 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)
V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。
税理士顧問、社労士顧問、融資、補助金、助成金、採用、営業、マーケティングまで、経営者が本当に悩む領域をワンストップで相談できます。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。





























