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コラム

知らなきゃ危ない!起業時における資金繰りの7大原則

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はじめに:資金繰りは“数字の話”じゃない!?

ズバリ言います。「資金繰り」が悪化すると、どれだけビジネスモデルが素晴らしくても、事業はあっという間に行き詰まります。

それもそのはず。経営とは、まさに「お金の流れのマネジメント」だからです。

「資金繰り」とは、単に“儲かるかどうか”という話ではなく、

「いつ、どこから、いくら入ってきて、いつ、どこに、いくら出ていくのか?」 を管理する、まさに“会社の心臓”のようなもの。

この記事では、これから起業する方に向けて、資金繰りの基本から、起業初期にありがちな失敗、そして実践的な対策方法までをやさしく解説します!

資金繰りとは何か?なぜそれほど重要なのか?

●資金繰り=現金の流れの調整

売上が立っていても、手元にお金がなければ支払いができません。

「利益が出ているのに倒産する」=黒字倒産の原因の多くが、まさにこの資金繰りの失敗です。

日々の現金出入りを「見える化」することが、健全な経営の第一歩です。

起業初期に多い“資金繰り失敗”の典型パターン

① 初期投資でキャッシュが枯渇
オフィスや設備、広告費にお金をかけすぎて、運転資金が残っていない

② 売上よりも支出が先に来る
クライアントへの納品後にしか入金されないのに、材料費や人件費は先払い

③ 請求書回収が遅れる
請求→入金までのサイトが長く、キャッシュが回らない

④ 税金・社会保険料を見落としていた
「お金があると思ったら納税で消えた!」なんて話はよくあること

資金繰りを改善する7つの実践ポイント

1. 毎月のキャッシュフローを「見える化」する

エクセルでも手書きでもOK!

いつ・どこで・いくらの入出金があるかを一覧にする
最低3ヶ月先までを見通す

2. 売掛金の管理を徹底

請求書は早めに発行
入金遅れにはすぐにフォロー
入金予定日を一覧で管理

3. 支払いのタイミングを工夫する

支払いは「できるだけ遅く」「相手の了承を得て」
前払い契約は避ける(交渉の余地あり)

4. 在庫は「現金が眠る場所」と心得よ

過剰な在庫は資金を圧迫する
“売れる分だけ仕入れる”が基本

5. 固定費を軽くしておく

毎月の「定額支出」を見直す
家賃、人件費、リース料などは慎重に契約を

6. 資金調達の手段を確保しておく

融資、補助金、助成金の情報を集める
信用金庫や商工会議所との関係づくりも大切

7. 利益が出たら「税金分」を必ず確保

法人税・住民税・消費税は“あとからやってくる”
「税金積立用口座」を作るのもおすすめです

起業初期におすすめの資金繰り表テンプレート

日付 入金内容 入金額 出金内容 出金額 差引残高
9/1 売上入金 ¥300,000 仕入れ ¥150,000 ¥150,000
9/10 給与支払 ¥120,000 ¥30,000
9/25 売上入金 ¥250,000 家賃 ¥100,000 ¥180,000

このように「時系列」で把握することがポイントです。

FAQ:よくあるご質問

Q1:売上はあるのに、お金が足りないのはなぜ?
A:入金のタイミングと支払いのタイミングがズレている可能性があります。資金繰り表で流れを可視化してみましょう。

Q2:資金繰り表は毎日作るべきですか?
A:起業初期は毎日チェックが理想。少なくとも週1回は見直しましょう。

Q3:銀行に融資を頼むタイミングは?
A:「お金が足りなくなってから」では遅いです。最低3ヶ月前には準備を始めましょう。

Q4:黒字でも倒産するの?
A:はい。帳簿上の利益と現金の有無は別問題。現金がなければ支払いができず、倒産につながります。

おわりに:「資金繰り」は経営者の必須スキル!

起業したら、日々の資金繰りとの“にらめっこ”が始まります。

でも、心配しないでください。きちんと「見える化」し、早めに手を打てば、資金繰りのトラブルは防げます。

経営は「攻め」も大事ですが、「守り」も同じくらい重要。

資金繰りこそが、その“守りの要”です。

「こんなとき、どうしたらいい?」という時は、ぜひ専門家にご相談くださいね。

 


【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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